雨、気温は15度くらい。蒸している。


 それにしてもここに来て株の相場も右肩下がりになってきている。

 引用 yahoo ファイナンスhttp://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=998407.O&ct=z&t=3m&q=l&l=off&z=m&p=m65,m130&a=

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 急転直下とはこのことである。日本の評価がこの程度なのか、更に下げを記録するのか不明である。

 今朝の朝日新聞に、この株の暴落は、アメリカのヘッジファンドが投資していた株の売りを決めたからと出ていた。日本株の上げどころはこの辺りで、この先日本の経済は上向かないと予想したらしいというようなことを書いていた。

 ヘッジファンドは、客から預かった金をどう運用して利益を上げるかというところに焦点を置いている。本来の株式の目的である、企業が今後の運用資金を株を公開することで手に入れるという事では無く、更に投資により企業が成長してその利益を得るという目的でもなく、まさしくカジノでポーカーをしているようなものである。

 そこにあるのは、企業という実態では無く、手札としての株券でしかない。その手札を周りの状況から手放すあるいは手元に置くという使い方で、如何に掛け金から多くの利益を得るかである。

 そういった、本来の目的では無い投資家に対して、資本主義社会で企業活動するなら断固として排除すべき存在なのだが、その売り買いで利益を上げる株式市場関係者にとって個々の企業への影響など知ったことでは無い。

 企業努力とは、関係なしに売り買いされる株についてその当事者の企業はどのように考えているのだろうか?

 今回のアメリカのヘッジファンドの動きの他に、日本の年金基金日本株投資の比重が増えたと報じられていたが、結局高値で株を買ったのではないだろうか。まさしくババを引かされた格好である。もしかすると将来の与えられるべき年金が目減りした感がある。

 もし、日本株式の今後の流れの情報をアメリカが握っていたとしたら、間違いなく今回の売りは、そういった情報が漏れていた可能性も無きにしも非ずである。

 こういった取引は、如何に相手より先に情報を手に入れるかにかかっている。そういった情報の収集に不利な日本に於いては、今後も日本自体が餌場になる可能性がある。