中国

 曇り、気温は21,2度で涼しく感じる。

引用 WSJ(http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324562504579023294136345768.html) 

中国人民銀行中央銀行)の周小川総裁は、金融政策に大幅な変更を加えずに、経済見通しを実現することへの自信を見せた。同時に、金融改革加速への期待も高めた。

 周総裁は19日、国営テレビ局・中国中央電視台とのインタビューで「中国の本質的な成長機運はまだ極めて強い。持続的な減速傾向には陥らない」と述べ、ハードランディングの可能性を排除した。

 最近、中国の景気動向が心配されている中での中国側責任者の言葉である。今問題となっているのは、シャドーバンキングと呼ばれる、公的な金融機関以外の金貸しである。

 そこが中国の資金需要を賄っていたのが、ここに来て焦げ付きだしたのではないかとの噂が昇り、もしそうだとしたら中国の隠れ借金が相当な額になるというものである。それがいっぺんに吹き出せば、中国の経済のみならず社会が崩壊しかねない問題となる。

 もしという架空の話になるが、中国経済が混乱すれば、その時には必ず軍が出てくる。天安門の時もそうだったが、国内の騒乱は国家体制を揺るがせかねない紙一重の所にあるため、その一線を越えさせない強烈な抑止力が軍隊である。

 中国軍を指揮下における者が中国を支配することが可能であるので、今後軍隊の掌握権を誰が握るかで中国が変わるだろう。ただ中国が特殊なのは、軍隊も商売をしているという事である。そこが複雑なところで権力と絡み合う複雑な構造は、共産党一党支配と異なる環境にあると言える。

 もし、中国軍が前面に出てきたとき、果たして国はどうなるだろう。少し頭を使うなら軍部の傀儡政権という事に成るのだろうが、それも不可能なら内戦という事に成るが、昔の春秋時代に戻って色々な独立国家がひしめき合う状態に変わる可能性もある。あれだけの広大な土地を一国が試合することに無理がある。中央から遠ければ遠いほどその可能性が大きくなるだろう。

 そういう意味で、中国政府がモンゴルを警戒する意味が良く判るだろう。