対 北九州

 曇り、気温は既に24度。午後から雨らしいので湿度も高い。これも低気圧が湿った暖かい空気を運んでくるせいである。


 昨日は、夜に札幌の試合があった。前半押しながらカウンター一発で得点を入れられると、ゴール前を固めた相手になす術もなく敗れた。

 タラレバでいえば、前半のFKに小野選手の蹴ったボールがバーに当って外れたところくらいか、あれが決まっていたら別な展開に成ったともうが。

 そしてカウンターは、小野選手が姿勢を崩し味方に上手くパスが出来なかったボールを相手の全速力により奪われ、守備の選手が戻りきれなかった。

 それまで、札幌の攻撃時DFの選手が前に押し上げてきたため戻りきれなかった。あれも監督の指示だとしたら軽率な指示だったと思う。

 何故なら、ゴール前を固めた北九州の作戦は、カウンター狙いしかなかった。再三、合わないボール蹴ってくれたからピンチに成らなかったが、裏狙いが判っていて全員が上がることが信じられない。

 まんまと相手の作戦に引っ掛かり、ゴール前で軽率なファール。櫛引選手もあそこは体を寄せるだけで良かった。あれだけ強引にユニフォームを引っ張れば主審も取らざる負えない。

 小野選手は、この3試合休みなくフル出場である。それも監督の考えだとしたら無能としか言いようが無い。控えが居ない訳でなく、上手く休ませながら選手の動きをコントロールすれば良いのにと結果論から言えばいえる。

 それも前節ドームで勝利していれば交代の考えも有ったろうが、それが狂い、指揮官に迷いが有ったのかもしれない。ただ、ここに来ての作戦の失敗は求心力を失う結果に成る。そこがまだ能力的な甘さなのだろう。


 これでまた足踏みしてしまった。今季の現実的な目標は6位以内に入ることに成るだろう。この連敗は札幌にとって大きい負けだった。