御嶽山

 晴れ、気温は6度。

 御嶽山の爆発は、大勢の死者を生む惨事となってしまった。お亡くなりに成られた方のご冥福をお祈りしたい。

 

 昨日のニュースで、日本で最近起きた噴火の記録を報じていたがやはり日本は火山国である。温泉は多いという利点はあるが、火山の爆発の危険性も隣り合わせであるという事である。

 北海道も温泉地が多い所であり、そういう所は過去に噴火したことがあるところばかりで、大雪山十勝岳連峰などは今でこそ大人しいが過去に大きな爆発があり、その近辺では、土を掘り返せば火山灰の地層が出てくる。

 昔、火山の種類で、活火山、休火山、死火山という言葉を習った記憶がある。しかし、今では誤解を招くことから過去1万年の間に噴火した山あるいは噴煙活動中の山を活火山というようになった。

 その活火山に指定された山は、日本には110あるという事である。北海道にも、大雪山十勝岳だけでは無く、有珠、樽前、駒ケ岳などの活火山が存在し、いずれもが温泉地で有名な所ばかりである。

 今回の御嶽山の爆発も、マグマが噴出したものでは無く、マグマに地下水が接した水蒸気による噴火であったため、それ程前兆が無かったことが今回の悲劇につながった。

 もしこれが、随時噴煙が立ち上る山だったら誰もが登山を控えただろうが、そうでは無く何もなければ、観光地として整備された場所だった様子なので、そういった事が起こるとは考えもしないであの場所にいたのだろうと思う。

 今回の噴火が、登山者に対する今後の教訓に成ることを期待したい。