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 晴れ、気温はマイナス2度。

 ダーイッシュ(IS)の話題も一月も経たないうちに下火になり、今は少年殺人の話題で持ちきりとなった。人の世の移り変わりの速さに驚くばかりである。

 この情報量の差も、日本のマスコミの取材力の力だと思う。気軽に海外に出られない戦後ならまだしも、何時でも海外に出かけられる状況でありながら取材に行かない。更に日本国内でも取材に行くのは、手近な場所に限られているようだ。

 もし、日本のマスコミがそういった旺盛な取材力を持っていたなら日本から世界に情報発信できただろう。それが出来ないのはマスコミ界の志の低さの現れである。

 そこで拾ってくるのが、芸能界のゴシップ記事やテレビ番組、映画などの宣伝とタイアップしたようなニュースである。もちろんニュースであるのだが、裏で手を組んでいてはそれもがショーの一つみたいなものである。

 本来足で稼いで拾ってくるのが記者の役割だった筈が、ネットを一日中検索して拾うことに代り、番組自体もネットに頼るようになってしまうようになってきた。

 むかし、フジテレビ買収騒動で騒がれたテレビ界の独立などというようなものはまやかしだったということで、あの時の会長は時代を読むことが出来なかった訳である。

 ニュースを発信することが金に成るような仕組みを日本独自で作り上げなければこの先ニュース報道は、無くなってしまうだろう。