アメリカ大統領選挙

 晴れ、気温はマイナス1度。雪解けは進んだ。

引用 北海道新聞http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/international/international/1-0247400.html) 

米大統領選の共和党候補指名争いで首位を走る実業家トランプ氏(69)は16日、自身の指名獲得が阻止されれば「暴動が起きる」と述べ、過激発言などを問題視して「トランプ降ろし」を狙う党主流派をけん制した。CNNテレビとのインタビューで語った。

 本当に人間というのは面白い。集団の中から異能の人間が出てくるのは、必要だから出現するのか、それとも人類を週末に追いやるために出てくるのか判らない。

 アメリカにも多く居ると思われる、現状をあまり急激に変えたくない層にとって、こういった結果が出てくるのは好ましくないと考え、色々な手段を取って阻止しようとする。

 しかし、混乱した流れに乗り、自分も興奮したいとか、利益を得たいとか思う人間が集まり始めそれがブームになると誰も止めることはできない。もしかすると民主党候補もトランプ氏に大統領選で敗退する可能性が現実味を帯びてきた。

 民主党の弱い所は、クリントン氏が一度オバマ氏に破れている事で使い古された候補とみられることである。またもう一人の候補であるサンダース氏は、外見にパワーが無い。

 また、今のオバマ大統領が進めるTPP交渉にしても、共和党民主党のどの候補も見直しを訴えている。これも民主党の候補にとって他者との違いを際立たせる効果を失わせている。

 間違いなくアメリカは今までの低迷や中国の台頭により世界の覇者という立場から降ろされてしまった感がある。既に弱いアメリカという姿を見せてしまった事により、自国の誇りを取り返そうという勢力が勢いを増すのは当然である。

 自国を守り、世界に自分たちの意見を受け入れさせるような時代への憧れである。このまま埋没するのを避けたいというアメリカの高慢さの表れがこの大統領選挙である。まさしく、開拓魂を思い起こすことで尊厳を守りたいのだろう。

 それに寄り添って生きることを選択した日本人にとってアメリカの今後は、まさに死活問題と言って良い。日本がアメリカと付き合ううえで必要な事は、同盟国に対してやさしい国であって強力な支配者には成って欲しくないと言った所だろう。

 もし、強いアメリカを取り戻そうとする人たちが大統領に成れば、日本の今後の進路にも必ず影響を及ぼす。それ故、今後の日本の行く末を考えるには、目を離す事が出来ないことに成りそうである。