ロ朝会談 バイデン大統領弾劾調査

 曇り、気温は20度.今日はこれから雨が降る予報である.

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 大陸と太平洋の間に気圧の谷間ができそこに停滞前線が日本列島を縦断するように形成される.これは数日続くために秋雨前線と言って良いだろう.

 秋の長雨と言われ、台風と同時に発生することが多かったが、今年は今でも続く残暑によりその意識は乏しい.

 今のところ南の方には台風の卵になるような低気圧は見られず台風の襲来はなさそうである.

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 昨日内閣改造が発表され大臣の面々が披露された.一昔前なら大臣に中に一癖も二癖もありそうな面々が存在しそれなりに面白かった.その裏にドロドロの大臣の椅子に座るための暗闘が垣間見られたからである.今も大臣の椅子を争う戦いは存在するのだろうが、大臣候補の面々が全て小粒感があり、その争いがただの椅子取りゲームを一生懸命行っているくらいしか感じなくなったのは、世相が変わりその移り変わりが政界にも反映したためだろうと思う.

 その中で一つ驚いたのは、高市氏の再度の起用だろう.今回は、確実に外されるだろうと思われたが、岸田氏の中に或いは周辺のブレーンが高市氏を再度閣僚として起用することを決めた何らかの理由が存在するのだろうと思う.考えるに閣内に入れておいた方が口封じになると考えたのかもしれない.

 それにしても時代を象徴する職業の一つであるYoutuberに代表されるように、目立てばOKというような時代の流れが政治家にも当てはまるのだろうと思う.

 

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 以前からこの件は書いてきたが、まさしく煩いハエがパワーアップするのに黙ってみていなければならないことになってしまっている.ロシアにとって武器供与も一つだが、世界が混乱すればするほどロシアにとって有利になると考えてのことだろうと思う.北朝鮮核兵器が高性能化していけばそれを恐れなくてはならないのがアメリカを中心とする西側諸国である.

 トランプと会談した時は、未だ北朝鮮のミサイルはアメリカ本土までは到達しないと考えられたから余裕を持って行動できたのだろう.あの時なら北朝鮮を叩き潰すことは可能だった.今のロシアがウクライナに攻め入ったようにアメリカ軍が北朝鮮に踏み込めば簡単に金正恩政権は崩壊したに違いない.その後の大きな混乱は発生しただろうが、北朝鮮国民も今より食糧不足に喘ぐことは無かったはずである.

 しかし、その機を逸した期間に北朝鮮は所有する核弾頭の数を増やし続け、更にそれを運ぶミサイルの性能を向上させてきている.今攻撃すれば韓国、日本、あるいはアメリカ本土で災いを生む可能性が高い.その後に北朝鮮が地上から消滅したとしてもその影響は地球環境にも大きな影響を与え、地球上の多くの生き物の生存が困難なことになるだろう.

 ということは、ロシア、北朝鮮を含む反米という国々が増えていけば行くほど、核兵器は万遍なく行きわたり始めることになる.ここ数年で、アメリカを中心とする西側と呼ばれる国々が団結してもそれを抑え込むことは不可能になっていくに違いない.

 この会談は、世界にとって悲劇の始まりと言って良いのではないだろうか.

 

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 もう一つの心配事は、アメリカの衰退で有る.既に第2次世界大戦後に世界のリーダーとなった面影はない.世界経済のすべてがアメリカ主導で決まり、富がアメリカに集まっていた.それと同時に世界の国々はアメリカをリーダーとして認めていたのだが、世界の警察の役割を果たしてきたことで徐々にその力は弱まり、既にアメリカが他の国の戦争に自らを持って介入する力はなく今の力は見せかけに過ぎない.その表れがトランプが大統領になり自らがアメリカのために政治を行うと主張した時に始まった.その前の初の黒人大統領だったオバマアメリカが衰えたとは口に出すことは無かった.真実を語ったのはトランプである.

 その衰えたアメリカを再び世界一の強国にすると語った後のアメリカは、世界の他の国々と同じようになろうと考えた.アメリカが世界を主導するのではなく、アメリカが世界一になるため相応の負担を他の国に求めたわけである.

 それと同時に、アメリカを建国当時の世界を作り上げようとする保守派の影響力が強まると同時に、世界のリーダーの役割を果たすために自国の利益を提供することを理想とするそれまでの勢力との対立が深まっている.

 世界のリーダーとして行動する派とジャイアンのように自分の利益を追求するために皆を従わせようとする派との対立である.そこに宥和は無い.

 その象徴が、今回のバイデンへの弾劾調査である.それは、アメリカ国内が困難を抱えていることを世界に知らせることでもある.