レフリング

 曇り、気温は9度。

 昨日は、少し小高い山の上にいたのだったが大変な強風だった。ゴールデンウイーク最後の日で天気が良かっただけに残念な日となった。


 今朝は、バルセロナの試合が行われ結果首位をキープした。勝ち点一差でレアル、アトレチコは負けてしまい優勝の目は無くなった。アトレチコは、CLのターンオーバーに失敗したのかもしれない。先制されての逆転負けは残念。

 バルサとレアルの最後の試合の結果で優勝の行方は決まるが、順当にいけばリーガはバルサが優勝ということで決まりだろう。後は、CLがレアルとアトレチコマドリードダービーということになる。

 しかし、今日の試合レフリーのレフリングは大変だっただろう。バルセロナダービーであり観衆は満員、優勝争いの中判定で退場者を出すと八百長が疑われてしまう。そのため、退場者を出さずにイエローを出さなければならないという制約があれば、前半のエスパニョールのファールでカードを出さなかった点、PKを与えなかった件は理解できる。

 結果的にバルセロナが5-0で勝利したので、審判のレフリングが問われることは無いだろうが、結構、危険なプレーが随所にみられ、日本ならイエローカードが沢山出て退場者も多分出ていただろう。

 しかし、こういった審判の空気を読む基準が出来上がると、結構ひどいファールが多くなる。これも、警察の取り締まりが緩ければそれなりに犯罪は増えるということと同一だろう。

 あまりにも笛が多すぎて、国際試合だとファールを取ってもらえない日本代表が苦戦するという状況にあるため、日本では選手が接触して倒れれば基本的に笛が吹かれゲームが止まるのを防ごうという努力をし始めたが、まだまだ、倒れれば反射的に笛を吹く審判が多く、選手もそれを目当てにコロコロ転がる傾向がある。

 しかし、こういった悪質なプレーでも笛が吹かれにくくなると、ギリギリのアタックが増え、選手生命を絶つようなケガが多くなるのも事実である。一発の危険なファールで重傷を負い、往年のプレーを見せられずに引退する選手がこれまでにも多くいるし、若手などは、そのケガがもとで選手生命を絶たれてしまえば、今までの努力が水泡に帰してしまう。

 だから、危険なファールをせずにプレーすることを選手に求められのだが、好プレーは危険なプレーと表裏一体で、一瞬のズレで結果が異なることにもなる。

 選手にケガは付き物だが、怪我せずに選手生命を全う出来ることに越したことは無い。そういう意味でレフリーのレフリングの好悪が選手の人生を決めているといっても良いくらいである。