騒音問題

 晴れ、気温は14度。今日は朝から真夏日になると煩いくらいにテレビで話している。風があるせいかそれ程暑さを感じさせない。


引用 読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/national/20160519-OYT1T50120.html

19日午後4時40分頃、兵庫県尼崎市下坂部の2階建てアパートで「男が包丁やハンマーを持って暴れている」と近隣住民から110番があった。

 県警尼崎東署員が駆けつけると、2階に住む西初子さん(61)と、娘の同市南塚口町、足立千春さん(33)がアパート前の路上で血を流して倒れており、足立さんは搬送先の病院で死亡が確認された。

 西さんは一時重体となったが、意識は回復傾向にあるという。

 同署員が西さん宅の真下の住人で、自室にいた無職豊島速夫容疑者(67)に事情を聞いたところ、2人を襲ったことを認めたため、同署は殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。容疑を殺人に切り替えて調べる。調べに「2階の音がうるさくて腹が立った」と供述しているという。同署は豊島容疑者が生活音を巡り一方的に恨みを募らせた可能性があるとみて詳しい背景を調べる。


 昨日から、騒音問題で住人が争い死亡する事件が発生している。まだ、厚さは酷くないのに頭に血が上ってしまった感がある。

 騒音問題に端を発する隣近所の付き合いは難しい。戸建て住宅でもそういった近所トラブルはあるが、嫌なら窓を閉め切ってしまえばある程度騒音は聞こえてこないが、マンションやアパートなどは、本当に息をひそめていなければどうしても生活音が壁や天井伝いに漏れてしまう。

 学生の頃、安アパートを転々としたが、やはり音の問題は大きい。それでもほとんど部屋に帰らないほど出歩いていれば問題にならないが、一日中家にいるような生活をしていれば、お互いの音が気になるに違いない。

 騒音問題が嫌なら億ションのようなところに住むか、少し過疎化が進んだようなところに住めば解決されるが、仕事が有ればそういったことも言っていられない。ある程度の我慢が必要である。

 しかし、犯人も高齢化社会とともに高齢化しているのが困った問題でもある。職がなく、一日家にこもっていれば他人の音に敏感になりそうなのは想像がつく。それが気になる音ならなおさらで、音を立てている本人が騒音と思わないレベルでも起こりうるところが怖いところである。

 若いならそういった問題が起きた場合すぐに転居とか考えられるが、何十年も住み続けたお年寄りならすぐに引っ越しできない事情ができてくる。そういった人たちが住む時代に今はなっているので、今後もそういった問題が出てくるだろう。

 都会は人で一杯だが、少し地方に出れば人が住まなくなった地域も多い、もしそういった音が気になるのならそういった音の気にならないところに住まいを移すのも得策である。