鳥インフルエンザ

 晴れ、気温はマイナス8度。冬至は明日、今日の日の出は7時1分。

 今日は日本全体が高気圧に覆われ晴天のところが多い。明日も同様に高気圧に覆われるので日中の気温もプラスと雪解けが進みそうである。雪解けが進むため道路のは水たまりができ、行き交う車の泥跳ねが危険である。

 北海道上空を覆っていた寒気も北上したようで来週くらいまでは極端な冷え込みは無いと思われる。思わぬ12月の寒気だったが、これからもこの繰り返しとなるのは間違いなく、その気象の変化に気を付けていかなければならない。

引用 北海道新聞http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0350317-s.html?df=1) 

道は19日、十勝管内清水町の養鶏場の鶏から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けた鶏の殺処分について、約21万羽とされた鶏が最終的には約28万4千羽に増え、同日午後9時までに処分を終えたと発表した。死骸を地中に埋める作業の期限は、国の指針が求める「ウイルス確定から72時間以内」に当たる同日午後10時半だったが、約16万羽にとどまった。道は夜通し作業を続け「早期に終わらせたい」としている。

 高病原性鳥インフルエンザというのは、字の通り鳥インフルエンザの中でも高い病原性(病の元となる病気の原因)をもつものである。

 人には、元々人インフルエンザの耐性を持つ人が多く、その耐性を保つためインフルエンザワクチンの接種を行っているため大きな被害を生まずに済んでいるが、もし、鳥インフルエンザと人インフルエンザが融合し新しいインフルエンザが生まれたとしたら、このインフルエンザウィルスに耐性が無い人類は、世界的流行により多くの人命が失われると考えられている。

 新しいインフルエンザに合わせて新しいワクチンを開発すれば良いと考える人もいるかもしれないが、ワクチンというのはそもそもそれを作るためのウィルスが必要であるため簡単に作ることはできないものである。

 という理由があり、日本国内では大規模な養鶏が行われているため、そこから新しいインフルエンザウィルスが発生する危険性を考慮して殺処分が行われる。ハッキリ言ってこれは大変な作業である。

 以前、まだ鳥インフルエンザの危険性がこれほどまでに広まっていない初期のころ、養鶏者の中で鳥が原因不明で死んでしまってもそのことの重大性に気が回らず多くの鳥が病死してからわかるということがあった。少しでも防疫作業が遅れればそれだけ人間社会に広まる恐れが高い。まさしく時間との戦いになる。

 しかし、実際は日本の養鶏場で鶏が鳥インフルエンザに掛かっているように、世界の至る所で鳥インフルエンザは広まっている。その原因は、渡り鳥の存在である。北から南へ移動する渡り鳥は、その移動距離によって多くの地域に鳥インフルエンザを運んでいる。それを防ぐことは不可能な状態にあり、いつか鳥インフルエンザが人インフルエンザと結びつき新しいインフルエンザを生み出すことは確実である。それがいつかわからないのため、人間が行うことは人間が生活する社会にそれをなるべく持ち込まないようにすることだけなのである。