空母が行方不明

 曇り、気温は3度。昨日の夜から朝方まで断続的に雨が降っており時折霙になるという寒い朝である。

 この春先の悪天候は週末まで続きそうである。時折初夏を思わせる暖かさとなったと思ったらまた冬に逆戻りと感じさせる日が来たりと本当に春の季節は一定ではない。

 更に昨日は台風並みの強風に襲われた地域もあり、風の強さも予想を超えている。こんなに風が局地的に強まると巨大竜巻が吹き荒れる未来世界を想像してしまうが、日本の地形で巨大竜巻が起きることはないだろう。

引用 ニューズウィーク(http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7446.php) 

シンガポールから朝鮮半島近海へ向かっていたはずの米原子力空母カール・ビンソンが、実は逆方向に航行していたことが4月19日までにわかった。この1週間、北朝鮮情勢は緊張が高まっており、米朝戦争突入かとまで騒がれてきたのに、いったい何が起こっているのか。

 日本での報道でてっきり朝鮮半島沖に向かっていると信じていた空母がいつの間にかインド洋へ向かっていたと報じられたときは、アメリカも有事に向けた連絡網がしっかりしていないと痛切に感じた。

 それまでの報道では、北朝鮮の核実験に対する抑止力を得るための行動ととらえられ、北朝鮮も今日まで核実験を行っていない。やはりアメリカの空母が自国の沖合に向かって進んでいると聞けばそれなりに自制が働いたのだと思う。

 

 それはともあれインド洋でオーストラリア海軍との合同軍事演習を終え日本海に向けて舵をとり航行しているらしく今月中には到着するらしい。

 空母はジェット機のように音速で移動できるわけもなく、海上普通自動車並みの速度で航行するのでその移動時間は相当である。

 この誤報が出た原因は明らかにされていないが、トランプが勘違いをした可能性が高い。海軍は予定通りインド洋の演習を行い途中オーストラリアに寄港する予定だったが、それをせずに朝鮮半島沖に向かう予定になっていたようだ。

 

 大統領が命令すれば直ちに軍が移動すると考えていたようだが、そんなに簡単な命令系統で動くわけでもなく、おそらく映画の大統領と現実の大統領の違いを知らなかったということだろう。

 誰かトランプに助言する人間がいないのか、それとも助言する前に放言してしまうのか不明だが、余り芳しくない事実である。でも、シリアに対しての巡航ミサイルの攻撃は迅速に行われているので、この違いはどこにあるのだろう。