対甲府 1-1

 曇り、気温は18度。お盆で街中はひっそりしている。活動を止めたかのようだ。


 昨日のドームでの試合。前半ジェイの先制ゴールで勝てると思ったのだが、後半あの甲府の得点は執念を感じた。その後も勝ちを狙い攻め上がる甲府の圧力に対してコンサドーレのゴール前の迫力は無く。かろうじて福森が蹴ったFKに観衆が誤解して腰を浮かせた時ぐらいであった。内容的には引き分けに終わったことは残念だが今のコンサドーレに勝ち切る力は無かった。

 前半1-0とリードしている後に何度か好機を迎えたがそこで決められなかったことが一つと、後半、相手のシュートを荒野が前に行かず体を避けたように見えたのが残念。顔で受けるくらいの気迫が欲しかった。

 勝ち点を分けたことは返す返す残念。これから残り試合、下位の大宮は勢いを増し、コンサドーレより上のチームは少しずつ勝ち点を稼いでいくと、どこで勝ち点を稼ぐかが勝負どころになる。今のコンサドーレで優位に試合を運べるチームはどこにもない。その点でいえば、昨日の試合は、チームにとって勢いをそぐ結果となった。

 しかし、これで残り試合の計算は出来なくなったわけで、ある意味調子を崩したチームが脱落し、切っ掛けを掴んだチームが生き残るという簡単な図式になったわけである。

 コンサドーレもこの先けが人が続々戻ってくる予定であるが、その怪我から復帰した選手の試合勘は心もとないところである。増川、稲本がどれだけチームに貢献してくれるか、あるいは新加入の石川、それからベンチからも外れている田中、早坂がこれから上手くチームにフィットするかがコンサドーレの生き残りのカギである。ジェイとチャナテイップが意外といい補強になっているので、都倉も休んだことだし次の試合の川崎戦が楽しみである。