J1リーグ 第11節 vs 仙台 2-1

 晴れ、気温は1度.外の景色を見ているだけでは勘違いをしてしまう寒さである.見た目は、完璧に20度くらい気温がありそうであるが、そうではない.冷たい風が体の体温を奪う.

 

 土曜日の試合、厚別に応援に行ってきました.

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 試合の立ち上がりからコンサドーレのオールコートマンツーマンをしていなかった.これが作戦なのかあるいは相手に合わせたのか不明だが、仙台が上手くボールをコントロールしていた感じがした.今まで後半の粘りが無くなるため前半のハイプレスを止めたのかもしれない.この辺りは、誰も教えてくれないので想像でしかない.

 そのため、仙台にゴール前に攻め込まれ危ないシーンが続いた後、コンサドーレの守備陣の中を切りこまれ見事なシュートを決められてしまう.一瞬ボールうウォッチャーになってしまった.

 仙台に先制された後も、上手く仙台にコンサドーレの攻撃をいなされてしまい決定的なチャンスは殆ど無かった.ある意味、シュート体制に入った選手に対して体を寄せる動きは仙台の方が上回っていた.コンサドーレが良かったのは相手陣内に侵入する時まででその後のアイデアが無かった.

 9試合連続得点のロペス選手も所謂、どんなシュートも自在に打てるという選手ではなく、何となくゴールを決めているという選手で得点ランキングトップでも得点の匂いが余りない.それ以外の選手はもっと得点を決められないので今の成績は当然ということになる.それが如実に表れた前半であった.

 後半、開始早々高嶺選手に変わり小柏選手を入れる.片の脱臼で欠場していたがあの足の速さは驚異的である.それが行かせる展開になれば良いのだが、仙台が1点を守り切って守備に専念したらスペースが無く苦戦するのではないかと心配してしまった.

 しかし、その心配は杞憂に終わった.相手の仙台も45分間守り通すのは無理と考えて追加点を取りに来た.相手のコンサドーレの連携を見て追加点を取れると踏んだようだが、それが良かった.自陣内のプレスで相手のボールを引っ掛けたチャナティップ選手のドリブルから前を並走するロペス選手と小柏選手、どちらにパスを出すかと思ったら、その前に似たようなシーンからロペス選手にパスしたが不発だったので今度は小柏選手にパスを出す.それを受けた小柏選手はドリブルで直進し、相手のスライディングを交わしてシュート.これが決まり同点とする.

 これで流れが変わった.仙台の選手の動きが疲れから止まり始め、前半脅威だった外国人選手が交代し、攻撃の迫力がなくなってしまいある意味コンサドーレが一方的に攻める展開となった.

 そして後半の飲水タイムに、ジェイ選手、ドウグラス選手、荒野選手と守備の選手を減らして攻撃の選手を投入する.これで前線3人がFWという高さで優位に立つ布陣となる.ちょっと守備に不安が残るが攻撃こそがミシャ式である.相手を圧倒して勝ち点3を取ることを優先する.

 そして後半も残り少なくなってきてCKのチャンスを得る.福森選手が左足で蹴るとどうしてもゴールマウス側にカーブが掛りヘディングシュートが合わない左側であったが、この時のキックは上から落とすボールを蹴りジェイ選手がそれを見事に決める.前回の試合では、再三ヘディングを外していたが、漸く得点を決める.やはりジェイ選手の頭は脅威である.

 そしてそのまま逃げ切り試合を終え、漸く勝ち点3を厚別で獲得した.これで降格圏内に入ることは無くなったので一安心.これで引き分けなら降格圏内に飲み込まれてしまったところである.

 新外国人のガブリエル選手もチームに加わり、怪我人も徐々に戻ってき始めているので、ここから反撃の狼煙を上げたいところである.