晴れ、気温は9度。寒さのピークは過ぎて今日から週末は比較的気温が高めになるようである。
引用 朝日新聞(http://www.asahi.com/articles/ASKB57HPNKB5UHBI034.html)
スペインの憲法裁判所は5日、同国北東部のカタルーニャ自治州が一方的な独立宣言に踏み切るかどうかを議論する9日の州議会本会議の開催を差し止めた。州側が強行した住民投票に続き、その結果の議論も憲法違反にあたる可能性があるとした、独立反対派の議員らの訴えを認めた。
カタルーニャには、バルセロナがあり、サッカーの強豪チームが存在する州である。そういう意味で全く知らない処でもないが、訪れたことも無いため良くは知らないというのが正しい。
ここで知ったかぶりしてカタルーニャの独立の意味を書くのも恥ずかしいのだが、チョットインターネット上の知識を書いてみる。
カタルーニャは、ヨーロッパの多くの地方と同様に、統治者が変わるという歴史を繰り返してきた土地である。はるか昔はギリシャの植民地であったり、ローマ帝国の支配地であったりイスラム教徒の支配地であったりしたが、フランク大国の支配下に置かれた時にカタルーニャ君主国となった歴史がある。それが西暦1000年頃となる。
その時代が500年ほど続いたのちスペイン王国の属国になり1700年頃スペイン占領下になりそのままスペインの支配下に置かれることになる。
自分が書くのもなんだが、カタルーニャというのは、領土紛争の真っただ中に常に置かれた状態だったのである。だから、カタルーニャに住む人は、独立を求めるのだと思う。
しかし、バルセロナも巨大都市になり、元から代々住み続けるカタルーニャの人の割合がどれ程か分からないが、相当数のそれ以外の出身者がいるはずである。
そういった近代都市になってしまい、色々な人が行き来するようになるがゆえに、一種の古代へのあこがれというものがそこに移り住んだ人に憑依するのではないだろうか。土地にそんな能力は無い筈なのだが、住めば都という言葉があるようにその土地に土着することでその人に心理的影響を与えるのは間違いない。そういった目に見えない力が催眠術のように影響を与えた結果がこの独立運動ではないかと思うのである。
スペインの一部になって以降も常に独立の動きがあり今まで続いているというのがさらっと調べて書いた現状である。それが間違っているといわれれば間違っているとも言えるので各自調べてみるべきだと思う。
今のカタルーニャの状況は、日本で北海道がアイヌの人たちが大昔支配していた土地だから独立するといっている状況である。もし北海道が勝手に日本から独立したいと言い出したら政府はどういう反応を示すだろう。当然スペインのように独立を許すことは無いと思う。
だからと言って、積極的に独立派を弾圧するかどうかは微妙なところだろう。正し、北海道が独立するといえば、九州、四国、大阪、あるいは沖縄といった地方も独立すると言い出す可能性がある。
スペインも上に書いたように、最初から一つの国としてできたわけではない。中世の頃は、それぞれ諸侯が存在し独立国家のようなものを形作ってきたわけである。その昔に由来する地方がそれぞれ独立するとなるとスペインという国は成り立たなくなってしまう。
今回もカタルーニャの独立を認めてしまえば、同様に紛争が続くバスク地方も独立するといい出だすのは目に見えている状況である。それがスペインという国には怖いのである。
これを書くとスペインの歴史を書くことになる。正しここで時間切れのため何時かつづきを書くことにする。