北広島にボールパーク

 晴れ、気温は2度。週末は非常に暖かく、今週も暖かい日が続くようだ。

 今朝は、学校も終業式を終え朝の通学生の姿は無い。道路も雪が融け自転車が行きかうようにもなった。

 

引用 北海道新聞https://www.hokkaido-np.co.jp/article/174561) 

プロ野球北海道日本ハムが進める新球場を核とするボールパーク(BP)構想で、北広島市の「きたひろしま総合運動公園」予定地を建設候補地とする方向で最終調整されていることが、23日分かった。広い敷地の使いやすさと北広島市の行政支援の手厚さが評価された。球団親会社の日本ハム大阪市)は26日にも開く臨時取締役会で決定する見通し。2023年の開業に向けて新年度から詳細な検討を行う。

 北海道のマスコミは、日ハムと共同運命体である。新聞の売上も視聴率も日ハムを話題に上げておけば何とかなるという感じである。だからプロ野球に入ったばかりの3月まではまだ高校生の選手に密着する。この先、プロの試合に出られるかどうか判らないのにも関わらずである。更にその選手が手を怪我をしただとかおなかを壊して入院したなどという話題を報じている。

 高卒新人でバリバリ活躍する選手はそれほどいないはず。投手ならいざ知らず打者でそれなりの活躍をするのは並大抵ではない。活躍する以前から持ち上げてもし期待外れなら斉藤投手のような感じになるのは分かっている。ただし、スターだから今でも話題に上るが、余程心臓に毛が生えていない限りこの外圧は人として大変である。本人は活躍してから取り上げて欲しいと心から思っているだろう。そんな気持ちはマスコミにとってどうでも良いことで大谷選手に続く生きの良い選手を求めているだけである。

 日本ハムボールパーク構想であるが、確かに北海道にとってこの先話題になるべき話である。ただし、余りにも話が大きい。完成するまでは相当な年数が掛かるだろうし、日本の景気に関わる話でもある。余りに大ぶろしきを広げすぎのきらいもある。

 更に、この話が進んでいる間に日ハムのオーナーが交代した。交代した理由は、日ハムの社長が交代したからだが、その交代理由は余り道内では話題として取り上げられなかった。その理由が、「日本ハム前社長の末沢寿一氏が、昨年10月に羽田空港のラウンジで飲食をした際、同席していた前執行役員の男性が女性従業員に不適切な発言をしたために1月29日付で社長を辞任し、球団オーナーも退任することになっていた。」(毎日新聞

 道内のマスコミも日ハムに忖度し、それ程大事とはならずに済ました感じである。今後もこのようにして道内のマスコミは協力体制を維持していくつもりなのだろう。

 忖度という言葉が森友、加計問題で繰り返し報じられているが、マスコミ自体も色々な話題をスルーすることで自然と忖度をしている。大人の世界という感じである。

 そもそも今回のボールパークを札幌に作ることは無理筋であった。札幌市が提供できる用地とすれば月寒ドームの跡地がベストだっただろう。その土地が早々に消えた理由が判らない位である。更に対抗馬として使った北広島が積極的に協力姿勢を示したことで日ハム側もそれ以上の条件を札幌市も飲むだろうと考えていた節もある。如何せん札幌に北広島が提示したような土地は無く、更に交通の便を考えると最終案として残った真駒内案も帯に短し襷に長し状態で、更に住民の反対を押し切ってまで建てようと考えないものだった。

 日ハムにとって北広島が今後ボールパークとして成り立つかは大きな不安だろうと思う。大きな問題の一つの交通の便については、大きな課題でもある。

 それでもその巨大投資が現実になれば北広島市や道も潤う訳で、冬季オリンピックの誘致と併せ北海道のスポーツ界が活性化して行くことが大切である。