異常気象がそこに見えているのに動けない人間の性

 曇り、気温は19度.雨上がりの朝である.

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 九州北部、特に佐賀県では集中豪雨による被害があり、その映像がテレビで写されていた.被害に合われた方々のやりきれなさを思うと心が痛む.しかし、その雨も昨日で終わりではなく秋雨前線の影響で今後も降水による被害が予想されるので、警報が出た地域の皆さんは速やかに避難して欲しいと思う.

 

 

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 近年の温暖化による異常気象はやがて来る地球の姿だったが、その進行を間違いなく人類が加担して速めているのは間違いない事実である.

 もし、人類がこの地上に存在していない場合でも地球温暖化の時代は到来し地球上の氷河は全て融けてしまう時期が来るのは地球の大きな環境というサイクルであり得ることである.また、それを引き起こす原因が地球外から来た惑星の衝突だったり、地球上の活火山が一斉に噴火を始めた場合など色々考えられる.

 

 そういった確率の問題で議論する人間が制御できない理由で異常気象を引き起こしているというよりは、今まさにそれをフェィクニュースといって取り合おうとしない大統領を選んだのも人間の責任である.我々はこの先消えていく人類の姿を見るために年を重ねるしかないだろう.

 

 もしかすると今回の火災により大気圏内に煤が循環し太陽光を遮る役割を果たし、地球気温が下がる方向に作用するかもしれないが、その作用の仕方が調整できないため今度は急激な気温の低下をきたす可能性もある.どちらにしても一度かき混ぜられた大気の不均衡が落ち着くまで人間の一生よりははるかに長い時間を必要とするだろう.それまでの間世界各地で異常気象が頻発し、人類が必要な食糧生産に赤信号がともることは間違いない.

 AIが切り開く明るい未来がすぐそこにあったと思ったら、現実は上で苦しむ人がたくさん発生し、武力で奪い合う未来があるとは思わなかっただろう.