地球温暖化は進んでいる

 晴れ、気温は12度.日中と朝晩の寒暖差が激しくなる.当然と言えば当然で季節が確実に進んでいるということである.

 

www.data.jma.go.jp

 

 上記のページに世界の年平均気温偏差のグラフが載っており、地球の年平均気温が上昇していることを示している.(基準値は1981〜2010年の30年平均値)

 昨年は、2016年2017年よりその差は小さくなったのだけれども、100年前と比較すると確実に平均気温が上がってきていることが判る.

 更に気温の上昇は、海より陸で更に緯度が高い地域が上昇している.これにより高緯度の地域の森林火災が引き起こされている.

 火災による地球温暖化ガスの排出量は今後の地球温暖化を加速させることになるのは間違いない.いくら化石燃料の使用を抑えたとしてもそれ以上に放出してしまっていることになる.

 

 しかし、今まで地球環境の激変が無かったわけではないのは衆知の事実で、恐竜が絶滅したのも地球環境の劇的変化からおきたことである.

 その恐竜が地球上に存在していた時代は中生代(約2億5000万 - 約6500万年前)と呼ばれており、およそ2億年というとてつもなく長い時代であった.

 その後、人類の先祖(猿人)が地球上を闊歩し始めたのは370万年前である.更に、人類と呼ばれるホモサピエンスが誕生したのは20万年前なのだから、地球上で人間が本格的に活動したのは地球にしてみればほんのわずかな時間に過ぎない.

 

 恐竜もその存在した時代に生存競争があり多くの種族が生まれては消えていったわけで、人類も同じような運命をたどる可能性があるのは確実である.

 

 地球環境の変化に合わせ地球上の生命体は移り変わっていくことは間違いなく.人類が2億年の歴史を持てるかはこの先の環境次第である.

 案外、しぶとく生き延びる可能性もあるし、簡単に絶滅してしまう可能性がある.今のところ後者の可能性が高いのではないだろうか.その理由は、自分達が生き延びるための環境を自ら破壊する方向へ持っていこうとする.遺伝子的に破滅型の傾向が見て取れるからである.

 

 自分が生きている間に人類の滅亡というシーンを見ることは無いだろうと思う.ある程度の期間人類は生きながらえるだろうが、絶滅危惧種にならないとは限らないところに今来ているような気がする.

 バラ色の未来が広がっているように見えても裏側は張りぼての舞台に立っているのかもしれない.