コロナ、自由、

 曇り、気温は0度.夜中に降った雪が少し残り、寒さが身に染みる.

札幌を「GoToトラベル」から一時除外の方針、北海道知事が発表 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン

 Gotoトラベルが新型コロナウイルスの感染拡大の原因か不明の中での中止になるようである.

 確かに人の出入りが激しくどこから来たのか判らない人たちが街に押し寄せれば不安が募るのも確かなのだが、今まで観光地で新型コロナウイルスの流行が起きたところは北海道ではないはず.ただし、観光バス内などでは起きているし、明らかに北海道の初期の感染源は、中国から来た観光客なのは間違いない.

 しかし、発生源の多くは接待を伴う飲食業界である.飲酒による会話や身体の接触などによる濃厚接触は感染を生みやすい.更に聞くところによると不況に陥った東京などから接待業で働く人が地方都市に流れたと聞く.やはりコロナ感染の経済的影響は感染の拡大をも引き起こしているのだろう.

 Gotoが全ての元凶とは言わないが、これを一度中止することで人の流れが落ち着き感染の拡大を予防できるのではないかとの期待はある.一度緩んでしまった国民の意識を一度引き締める効果はあるのではないだろうか.

 

香港の“民主の女神”周庭さん収監「無事に外に…」 - 社会 : 日刊スポーツ

 世界中で新型コロナウイルスの流行が収まらない中、粛々と香港に対する中国の締め付けは進んでいる.中国の意思の硬さというか、草の根一つ残らず根絶やしするまでこれは続くと思ったほうが良い.この動きは、香港が返還されたと同時に決められた動きだった.何故なら、香港の自由化は、中国国内の共産党体制維持とは相反するものなので何時かはその仕組みを変える必要があった.香港だけが例外的に認められるようなことは中国共産党の中ではなかった.

 このまま見過ごせば香港は中国の一部となり民主主義というものは無くなるだろう.それに対して世界は無力としか言いようがない.私たちはそれに対して黙って手を口に咥えているしかない.

 

 世界は、中国が経済的に豊かになり国民の生活が向上して行けば何時かは国民の中から革命が起きるのではないかと期待していた向きもあった.それは、自由主義国家の国民が全てにおいて幸福で生活困窮者がいないことが前提だった.しかし、実際は、自由主義国家にも格差が存在し、生活困窮者全てが救われるわけではない.自由にものが言える仕組みはあるが、それに対する弾圧も少なからず存在する.

 共産主義自由主義、言葉は違えど人間が作り上げる社会である.どうしても人間の意思が介在する仕組みである.理想を追い求めることができるなら両方の良いとこどりで社会を構築することができれば良いのだが、少なからず抱える問題点の方が影響は大きい.

 しかし、「自由」という言葉を発するだけで拘束されるような社会に生きることを自分は望まない.