ルバンカップ 対 福岡 3-2

 晴れ、気温はマイナス5度.日中暖かくなる予報だが、朝は冷え込んでいる.どのくらい雪が融けるのだろうか?

 

 昨日は、ルバンカップがあり、福岡と対戦した.

 数年前CS契約を解除しルバンカップは、ネットでしか試合を追っていなかったが、このコロナ過で楽しみが少ないので再度契約をすることにした.そして丁度テレビが対応しているのでスカパーオンデマンドの契約をすることにした.

 帰ってからの契約になったので追っかけ再生で見始めたのだが、途中経過はネットで契約する間に見えてしまったので前半の同点のところまでは知っていた.更にドウグラス選手の得点であることもである.

 ルバンカップは予想通りターンオーバーで、

GK 中野小次郎

DF 柳 岡村 中村

MF 深井 高嶺

MF 青木 小野 菅

FW 中島  ドウグラス

感じとしては3-2-3-2の並びに近い形で、可変式で行くのは同じである.

 

 試合は、前半にPKドウグラス選手、ドウグラス選手、中島選手と3点をとり、相手に2点を入れられたが逃げ切った結果である.

 やはり予想通り、新加入選手の動きは、パス回しまでは良いのだがゴール前の連携という部分ではまだまだという感じで、守備も芝が滑る部分もありパスの乱れが目立った.

 チーム戦術を理解しているドウグラス選手、深井選手、高嶺選手、菅選手もいつものメンバーで無いために呼吸が合わない部分が多々見られた.全体的に見て、戦術を教えてもらった一年生が加わって新チームが始動し始めた感じである.この中から理解度を含めて篩に掛けられ主力に加わっていくのだろうはずである.

 

 改めてみると組み合わせだと思う.本来なら誰と組んでも同じプレーができるのがベストなのだが、選手のレベル的には超一流ではないため対応できないのは当たり前で、練習を経て連携を取っていくのはどのチームも同じで、選手のレベルは相手チームとそれ程変わるわけでもない.

 選手交代の流れからしても福岡はあくまでもルバンカップはリーグ戦ために実戦経験を積ませる場であると考えていたと思う.対してコンサドーレは、主力メンバーに実戦経験を積ませる目的と控えから主力に加える選手の見極めにルバンカップを使い、上手く勝ち上がれば当然タイトルを目指すと考えている.目的的には似ているが両方を追うかどちらかを捨てているかの違いである.

 ということで選手の動きを見ていると深井選手、高嶺選手、菅選手は本調子ではない.菅選手はこの試合でもっと得点を狙いに行く貪欲さが欲しかった.突っ込んでいくのだが、シュートではなくパスに切り替えたり、最後の失点シーンでは、相手に走り負けする前に体を当てて欲しかった.その前にイエローを貰っているので激しいプレーが出来なかったのだが、イエローを貰わないように体を預けライン際だったので押し出して欲しかった.失礼だがあのレベルの選手に競り負けていては代表に選ばれるのはまだまだ先である.

 深井選手は、裏狙いのパスの距離感が合っていなかった.CKからの流れからヘディングがバーに当たるという不運もあった.あれを決めていればとは思う.高嶺選手は、何時もの切れが無かった.安全にプレーしたと言えば言えるのだろうが、スリップしてボールを奪われたシーンなど少し確実性に掛けるものだった.それが出来れば代表に選ばれる可能性は増すはずである.

 他の選手は、まだまだ戦術理解に時間が足らない.その点を考えれば動きは良かったと思う.中村選手もパスミスやボールを奪われるシーンが目立ったが、次の試合で挽回して欲しい.まだまだ線が細いので当たり負けない体を作るべきだろう.

 中の小次郎選手は、ハイボールは頭一つ以上大きいので難なく処理できることは証明できた.しかし、一点目のヘッドへの反応のタイミングがもう一つ早ければと思う.それが出来ればこちらも代表候補に入ることはできるだろう.それを克服するには練習しかない.

 

 ルバンカップの試合は、チームとしての勝利を味わうというより新加入選手がこれからどれだけ成長するかを見守る目的で見ている感じである.次の試合は、3月27日なのでそれまでにどれだけ成長しているか期待したい.その間のリーグ戦にも新加入選手の出場があると思われるが、それも楽しみである.