ルヴァンカップ 第5節 vs横浜FM 3-2

 晴れ、気温は12度.気持ちの良い朝.

 

 昨日は、ドームでルバンカップの第5節があった.当然、仕事があり参戦できず.

家に帰り、急遽、FODに加入し試合放送を見ることとした.

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 両チームともリーグ戦のメンバーから大幅に選手を入れ替えし若手が多く出場した試合となった.

コンサドーレは、GKにクソンユン選手、DFは西野選手、中村選手、岡田選手、田中宏武選手、ルーカス選手、MFは、深井選手、駒井選手、出間選手、スパチョーク選手、FWはミラン選手のワントップとい1-5-4-1だが、何時ものようにマンツーマンなので選手の並びは変化する.

対するマリノスは、水沼選手、マルコス選手と何時もなら交代で出てくる選手が先発した形となったが、それでもそれなりに技術がある選手が揃っている.

 

 試合開始と同時にお互いにパスを繋ぎ相手陣に侵入する.そこで開始早々相手GKが負傷交代、深井選手との接触プレーがありそのあと数分おいてのことだったのでちょっとびっくり.波乱含みの展開が予想される流れとなった.

 前半はお互いに突き合いになり決定的チャンスを同じ程度作る.だが、両チーム決定的なところでフィニッシュをミスしてしまい得点が入らない展開となる.

 コンサドーレの方は、若く出場機会に飢えていた感をもつ選手が躍動し、それなりに上手さを発揮していたと思う.特に西野選手、中村選手の最終ラインから前線に顔を出す動きは秀逸だった.その他の選手もそれなりに力を発揮していたと思う.

 結局前半は0-0で終え後半勝負ということになる.

 

 後半開始早々、得点を決めたのは横浜FMの方だった.CKからマークを外されドンピシャのヘディングゴール.この辺りもレギュラー組と同様マークを簡単に外されてしまうのは仕様なのか?

 後半からコンサドーレも選手たちを入れ替えており、荒野選手、浅野選手、福森選手が入ったところだった.選手交代で少しふわっとしていたかもしれない.

 しかし、ここから本領発揮である.今までのチームなら同点にできるか心配しながら見ていたのだが、何となく同点にはできるだろうとの予感はしていた.

 この日先発しまずまずの活躍をしていた田中宏武選手の右サイドでの切り返しで相手選手がこけ、フリーで上げたセンタリングをルーカス選手が相手のマークを交し完璧なヘディングで得点する.

 相手もこれで少しコンサドーレの最近の強さを改めて認識したかもしれない.その後、交代で入った浅野選手のゴール前のドリブルで相手を交しパス、それをミラン選手が決めて2-1と突き放す.

 ここで相手を完膚なきまでに叩きのめすと思いきやすぐさま同点に追いつかれるのもいつも通り.コンサドーレの臨場感満載の見るものをハラハラドキドキさせる展開となる.

 相手は、少し前半のアップダウンで疲れが徐々に見えており、引き分けでトップ通過になるため、少し守りに入った感がする.そのためコンサドーレにボールが渡ると全員が引きゴール前を固める.

 こういった展開の課題である引いたチームをどう崩すか、今まで苦しんでいたのにこれまでの連勝から来る余裕なのか、ペナルティーエリア付近でコンサドーレの選手のパス回しで相手を崩すと青木選手がボレーを決めて再度突き放す.

 この試合、膝の大けがから復帰した深井選手、宮市選手が出場し元気な姿を見せてくれた.両選手とも膝の手術を繰り返しており、それを克服して試合に出る姿はまさに不屈の闘士である.

 

 最後に、試合終了後の挨拶前後で荒野選手とクソンユン選手が言い争いをしていた.終了間際の最後クソンユン選手のゴールキックが2回連続でサイドを割り、荒野選手が指摘したように見えたが、事実は判らない.最後の場内一周で荒野選手はプンプンしていたが、そういえば、闘将と言われた河合元キャプテンも試合後、元コンサドーレの上里選手に思い切り向かって行ったのを思い出した.

 

 荒野選手もクソンユン選手が素直に聞き入れるかと思ったら真逆の反応でびっくりしたのかもしれない.荒野選手にとってあの行動は日常茶飯事のことなので回りも理解していると勘違いしたのかもしれないなと思いながら見ていた.

 コンサドーレは仲良しチームと呼ばれるが、徐々に選手たちの能力も向上しており、そういったなあなあではないお互いに相手のミスを指摘し合う関係はあっても良いと思う.それは、ゲームのプレーに関するものだったらどんどん言い合うべきだと思う.しかし、それはゲーム、練習の間だけで有れば問題ないと思う.

 クソンユン選手も再加入後は正GKとしてプレーするものだとばかりいたが、思いの外、以前の頃と比べると少し劣化した印象が否めない.その辺りうっ憤が溜まっているのかもしれないと想像する.

 しかし、同チームの菅野先輩がいつも言っている「いつでも出れるように準備する」「いつでも正GKになることを目標としている」がクソンユン選手にも伝わると良いなと思う.菅野選手も内心は悔しさなどの思いもあるが、自分の言動態度がチームに与える影響を知っている.その辺りは大人であるといえる.

 コンサドーレには、大谷選手や松原選手など、更にレンタルされている中野選手など正GKを目指している選手は居るわけで切磋琢磨しているわけでその辺りの気持ちを思いばかって欲しい.