2035年まで世界は持ちこたえられるのだろうか

 曇り、気温は19度.昨日は、予報通り30度を超えた.夏である.

blog.evsmart.net

 EUでは2035年以降ガソリンを使う車は販売できなくなる.これは日本の自動車産業界には黒船が現れたと同じ状況となった.

 しかし、これには大きな問題を含んでいる.それは地域格差である.世界には色々な国が存在し、簡単にガソリン車が無くなる状況ではない.世界の隅々まで電気自動車を中心とする排ガス0の車が行きわたるにはインフラの整備が必要である.それが可能な国や地域は限られている.

 日本の大きな柱で有った自動車産業がもしかすると淘汰されていく可能性がある.それを防ぐには、ガソリンに変わる自動車を日本国内で行きわたらせることが必要になってくる.

 この先の日本の環境は徐々に変わってくるのは間違いなく.そこでどのように生きていくのかふめいである.今の世界は徐々に中国に依存している形になっているが、この形が中国という特殊な国のために何時それが消え去るか判らない.彼らが巨大になればなるほどその力の出し方を間違えていく可能性が高い.更に未来の不安定さを増すのはアメリカである.一見盤石に見える体制もトランプ大統領が登場した辺りから見え方が変わってきている.何時までもこの地位を保てるかアメリカですらわからないと言える.

 

 自分達が生きているこの世界の安定性は、所謂振り子の上に乗っかった地球という球体が大きく揺れるのか小さく揺れるかによって大きく変わる.

 異常気象ばかりでなく、火山活動や大地震が至る所で頻発するようになればその時の状況によって環境が変わることになる.そうなったとき誰が助けてくれるのか?

 もしかすると2035年という年が平穏に迎えられる可能性が無くなっているかもしれない.

www.newsweekjapan.jp

 もう一つショッキングな話は、これである.地球の2酸化炭素の循環を担ってきたアマゾンの熱帯雨林が徐々に消滅し、今では逆に2酸化炭素を排出する側に回ってしまったという記事である.

 このことは数年前から言われておりアマゾンの熱帯雨林を保護しようと世界は動いていたが、肝心のブラジルが、自分達の生活を守るためアマゾンを切り開いて開拓するのは自由だと主張していた.守ろうとする側の声は確かにそこに暮らしている人たちにとって足枷でしかない.守れと言われても目の前にある生活のために自分達の土地を使うのは自由であるという考えはどこの国の国民も同じである.

 地球上の2酸化炭素の増加を防ぐためには2035年では時間切れの可能性がある.この先、急激なカウンターが世界を襲ってくるのは間違いない.