火山 ドローン ミサイル

 晴れ、気温はマイナス9度.西の空に満月の月、東の空に赤い朝日.空の色は、まだ青くない.

 

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 海底火山の噴火により大きな被害を受けたトンガ.結構ラグビーなどでトンガ出身の選手が活躍していることでなじみが深い国である.

 どれほど大きな爆発だったかニュース映像で知ることができたが、このような爆発が起きる場所は、日本でも数多く存在する.例えば富士山だったり、阿蘇山だったり、桜島だったりする.そういえばブラタモリでやっていた小笠原諸島の父島もそうだった.火山の噴火により地面が吹き飛ばされ地形が変わり人が住めなくなった後、その土地に人が住み暮らし始める.この後また被害が起きるかもわからない場所に人は住み続ける.そんなことを言えば日本の大半は人が住めない場所になってしまうのだが.そういったことを考えてしまった.

 

 

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 ドローンで人を殺傷する行為は、アメリカが初めて行ったと思う.湾岸戦争の時にドローンを使い相手に甚大な被害を与えていた.それは、相手に防御する手立てがなかったからである.その攻撃は今では一般的になり中東やその周辺の紛争では当たり前に使用されるようになってきている.

 あの時ドローンをアメリカが戦争に使わなければと思うが、遅かれ早かれ他の国が戦争に使うようになっただろうと思うが、戦争にドローンを使用して良いと世界に広めたのはアメリカである.

 今回のような事件は、今後どこでも使われるようになるだろう.そういう考えはアメリカには無かったのだろうか?何時でもテロ攻撃を受ける危険性の拡大を想像していなかったのだろうか?この技術はアメリカだけのものと思っていたのだろうか?

 東京オリンピックでもLEDを装備したドローンが規則正しく飛行し、様々な形を見せてくれた.信じられない未来の姿だったが、あれが普通にどこの国でもできるようならLEDの代わりに高性能爆弾を装備させたら無敵だろうと思う.さらにあれが無線の操縦でなく自立型だとしたら防御することは不可能だろう.防ぐには地中深く潜る必要がある.

 人間は、色々なものを創造してきた.人の暮らしに役立つものを作ってきた.兵器に使われるドローンも攻撃する側の危険を減らすために考えられた.戦争の現場にいなくとも相手に損害を与えられるものならこれ程便利なものはない.それが自分達に使われることがあることを気付かないふりをして作り上げる.

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 北朝鮮のミサイルも同じである.彼らもまた自分達の被害を最小にして相手を攻撃できる兵器を開発してきた.彼らの戦闘機や軍艦などの装備は貧弱であることが知られている.戦闘機にお金をかけるよりミサイルを開発するほうが割安である.最新戦闘機一機を購入するならミサイルを開発し100発備える方が効果は高い.相手に攻撃されても反撃して相手に被害を与えればそれで良いと考えるなら効果的だし、相手もおいそれと攻撃できなくなるようにミサイル基地ではなく移動式にしているのもその考えからだろう.相手国は多くの国民の命よりも命令を下す最高位の人物が狙われることを嫌がる.その人物目掛けて何百発のミサイルが飛んでくるぞと脅しを掛ければおいそれと攻撃してこないことを知っている.

 人は臆病であることを知っている.権力を持てば持つほどその座を追われることを極端に嫌がるものである.そして、それは自分の命が尽きるまで無くならない人が多い.