コロナ対策を緩めることは犠牲を増やすことにつながるだろう

 晴れ、気温は21度.これからそれなりに気温が上がるようだが、真夏日まではならないようである.台風4号温帯低気圧に変わり日本から既に離れつつある.台風が過ぎた後に高気圧が通過することになるので今日は西日本は高温に見舞われるようだ.

 

www.youtube.com

 新しい変異型であるBA.5の影響もあるだろうが、熱中症対策ということでノーマスクの人が増えていることも原因の一つと考えられる.今後、第7波は確実に訪れることになる.

 ワクチン接種は、国も大規模に行わなくなり、特定疾患や60歳以上の人を対象に集団接種を行うようだが、それ以外は個人接種という流れなので感染の拡大を抑えることは不可能だろう.

 自己防衛するための行動は3密を避けることとマスク、手指消毒ぐらいである、それをも持っても尚いくらかの割合で感染するわけで、何の対策も無ければ9割がた感染するだろう.

 ゼロコロナに対して日本は緩やかな方法を取ってきた.完全な隔離ではなく多くの重症者を産まないための隔離を行ってきたわけである.それを考えれば今後それ以上の対策は無理だろう.既に一部の感染対策に反対する勢力は感染を広げないように努力している人たちの努力を水泡に帰そうとしている.

 感染対策に反対してノーマスクで大声を出す人に対して避けるための行動は無策である.医療機関についても多くの資源を投入して感染者の対応を行っているのが現状である.本来なら重症化しない持病の治療を行っている人たちもコロナ感染で重症化する可能性もある.若くて健康な人は問題ない症状でも高齢者や持病を持つ人たちは命を奪われる可能性がある.

 色々な多様な生き方を認めることは大切であるが、多様な生き方を求めることで他人が生き方を制限されることに無頓着な気がしてならない.その辺りの大きな議論が無くなし崩し的に少数派の意見や行動を認めろというのは大きな間違いだと思う.

 お互いに譲歩すべきところは譲歩しなければいつか対立が生まれ取り返しのつかないところに到達する.多くの人が全て幸せになれる方法があれば良いのだが、必ずその陰で犠牲になる人が発生する.そのバランスを考えるのが民主主義であるのだろう.