ウクライナがロシア軍基地を攻撃

 曇り、気温はマイナス7度.今日は気温がプラスになるようで道路の氷も少しは融けると思われる.所により霙が降る.

 

 W杯の日本代表の試合も終わり、Jリーグが無い週末は寂しいもんである.コンサドーレの選手の動向も中野小次郎選手がレンタルで高嶺選手が柏へ完全移籍というニュースが流れた以降それ程大きなニュースは無い.主力がそのままいてくれるなら来季も何とかと思うが、ここで主力が更に抜けられると今度は厳しいシーズンになるのかもしれない.選手たちは毎年成長してくれているが、その主力が怪我で抜けると途端に戦力不足に陥ってしまう.その辺りの改善が出来ればうれしいのだが果たして達成できるだろうか.

news.yahoo.co.jp

 W杯が開かれている陰でウクライナ戦争は続く.ロシアは兵員による攻撃が上手く行かないためミサイルによる攻撃を行っている.その攻撃に対してウクライナもロシアの空軍基地をドローンで攻撃を加えたというニュースが流れている.

 ウクライナが正式にロシア国内への攻撃を行ったというニュースは無いが、これまでの一般人が居住する地域への無差別なミサイル攻撃は人道に違反している行為であるのは間違いないところなのだが、ロシア国内への攻撃はある意味ロシアの陽動作戦に引っ掛かった形になるのだろうか.これがウクライナに核攻撃をする理由に成るのではないかと恐れている.

 もしロシアがウクライナに対して核攻撃をすれば世界からロシアは見放されるが、それでも良いと思って攻撃をするなら無敵である.未来のロシアを捨ててまで行う行為に防ぐ手段は無い.

 

www.kobe-np.co.jp

 続報としてウクライナがロシアへの攻撃を認めたというニュースが流れている.

 

www.jiji.com

 会員記事なので全てを読むには無料会員登録が必要であるが、ロシアと関係の深い鈴木宗男氏がロシアの援護射撃を行っている.

 鈴木宗男氏に欠けている視点は、ロシアとウクライナの軍事力の違いである.鈴木氏はロシアがウクライナに攻撃を行ったのはウクライナ国内のロシア人を守るためと力説しているが、ロシアと近接しているウクライナ国内のロシア人を救うためウクライナ首都キーウを占領しようと攻め入る必要があっただろうか?その侵攻で多くのウクライナ国民が犠牲になっている.その辺りの認識が欠けているのは最初からそうで、ロシアが領土主張した場所を含めて今の現状で停戦交渉を行えと言っている.そう主張するなら北方領土の返還を訴えていた貴方の行動は無意味になるのではないかと思う.既にロシアが領土化した北方四島は現状のままで維持するしかないのではないかと思う.鈴木氏が行ってきた北方領土返還運動は自分の選挙のために行ってきたと言っているようなものである.本当に北方領土返還を訴えるなら、不当に占拠した領土を日本に返還すべきだと訴えるしかない.

 国際政治は法に則った正義が何処にあるかの交渉ではない.相手を脅すための軍事力、相手を黙らせる経済力、更に味方してくれる他国、その力のバランスが政治交渉には必要である.今回のように軍事力で領土拡大ができるなら世界の秩序は崩壊する.現状維持の状態を保つため世界各国が動いている.そこに正義という概念は存在しても価値は薄い.相手が強大であれば抵抗せず白旗を上げろというのは国を守るという姿勢を見せなければならない政治家として不適当な発言である.あっさり白旗を上げるのではなく多くの駆け引きをもって事に当たる必要が政治家にはある.ウクライナ戦争が始まりその後の鈴木氏の発言は、その辺りの政治家としての姿が問われている.