曇り、気温はマイナス9度．寒さが身に染みる．今日も西高東低の冬型の気圧配置だが、大雪はなさそうである．日の出時間も徐々に遅くなり7時頃に漸く太陽が顔を覗かせる
これは本当に気の毒である．こうした風潮になるのは支持率が大幅に下がっている時に起こりやすい．マスコミが報じ更に世論の声を広めながら拡散していく．政権末期と言える現象である．
国民の責任というのは真っ当な表現である．戦争をするしないは国が行うのではなく国民の同意を得て行うと憲法で定められている．総理大臣が決めるのでもなく天皇陛下が命じるものでもない．自衛隊の指揮権をあくまでも国民が任じたものが取るというのも国民の責任で戦争を行うからである．その辺り、国民事態の覚悟が必要だと言っているのだと思う．
今の状況でもし他国に攻め込まれたら戦闘機、戦車はあっても武器弾薬が完全に不足しているのも事実である．その弾薬やミサイルを買うにしても金がかかるわけである．
国民の大多数が他国からの侵略に備えるべきであると考えるなら防衛費の増額を行わなければならない．そのために税でそのお金を負担するというのは本筋である．他国からの侵略からは国民を守れと言いながらそれを防ぐための防備にお金を使いたくないというのなら本末転倒の極みである．
そう意味で防衛費の増額は国民を守るための費用が発生するがそれは国民の責任であると言って何ら問題ない発言である．一見国民に丸投げしているように聞こえてしまうところが言葉足らずとも言える．
今回の件、岸田総理を一斉に攻め立てるが、防衛費の問題はきちんと考えなければならない．一朝一夕で纏まらない問題だが、明日もし台湾に中国が攻め込みその範囲が尖閣諸島まで及んだ時、日本はどこまで撤退するかという問題を突き付けられたとき、まだ防衛の準備をしていないのでとはいえない．日本の防衛予算が国会を通るまでという理由で敵国は待ってくれない．
ロシアが、ウクライナより先に日本に攻め込むかもしれないという情報があった．日本国民の大半はそんなことは起こらないだろうフェイクニュースと鼻で笑っていたが、ロシア側は、日本の北方領土を返せという要求は、明らかにうるさい問題だったのだろう．ウクライナに攻め込む前にロシア軍の威力を見せつけ日本が怖気づくのを見てからウクライナに軍隊を進めたかもしれない．アメリカの出方を探るためにもそうだし、クリミア半島を領土化した今、世界に対してロシアは自分の領土を手放さないと宣言するようなものである．ロシアは今のままで北方領土を返すことは金輪際ないと断言できる．もし帰ってくるとしたらロシアが今回の戦争の敗北で国家として亡くなる時くらいのものである．ウクライナ戦争で日本人が如何に長い年月夢見ていたのか判っただろう．領土を返してもらうという理由でどれほど彼らにお金を貢いだだろう．ある意味オレオレ詐欺に近いことをされていたわけである．
話は戻るが、何時の時も総理大臣が本音を漏らす時が時折ある．しかし、日本ではその本音は余りにも生々しすぎて拒絶反応を引き起こす．更に自分達の思い通りにならない人間を引き摺り下ろしたい一派と日本を混乱させたい一派はマスコミを上手に使う．何時も正義と同居しているようにふるまうマスコミは全てが均一ではなくそれなりにお金を匂いに敏感に振る舞う．新聞が売れない、テレビもネットに敗北している時代にその本体は疲弊している．
今の時代何が真実で何が真実ではないかを嗅ぎ取る能力をもとめられる．更にネットも偽情報が溢れそれを拡散して世界を混乱させようとする魑魅魍魎が多すぎる．
