日本の岐路

 曇り、気温は3度.昨日の日中は10度近くに気温が上昇し今もプラス気温である.融けた路面の部分に顔を出すツルツル氷が厄介で歩くときに足を取られることとられること.おかげで大腿の筋肉強化になる.

 今日は北海道上空を低気圧が通過するが大雪を降らせるようなものではなく暖かい空気を北海道に運んでくるものだった.今週は晴天が続きそうである.

 

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 道内のニュースで一番報じられているものである.北海道新聞などは関連記事を含めれば今朝の紙面の5分の1くらいのボリュームがあるのではないだろうか.

 

 日本の半導体製造が下降線を辿ったのは、今のアメリカが中国に行っているような行為が日本に対して行われたからであった.日本の地位が半導体によって更に上がることをアメリカは嫌った.その中で様々な圧力と金と欲望によって日本の半導体技術は淘汰されようとした.

 その中で半導体モリーのみが残った状態だったのだが、それも競争により淘汰されそうになったため国を挙げてエルピーダメモリが作られたのだが、半官半民の仕組みは非効率化を生み結局無くなってしまった.

 今回、千歳に進出するラピダスもいうなれば民間企業の寄せ集めの感は拭えず、更に国がバックアップしている状況は変わらない.既に周回遅れになっている状況で工場建設から稼働するまで数年は掛る状況で果たしてうまく世界の最先端に追いつけるか判らない状況である.

 できることなら成功してくれることを願うのだが、よほど優秀なプロジェクトを率いる人間が居なければ政官財の間に挟まれ美味しい汁を吸われてしまいかねない危うさが存在する.国家プロジェクトに成ればなるほど魑魅魍魎が集まるのが常であるからである.

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 ただし、これまで圧力を掛け続けてきたアメリカであるが、日本の衰退を見越してそれ程圧力を掛けてこないのは、アメリカ自体が弱っていることの証だろう.既にアメリカは日本の手助けが無ければ世界No.1の地位から滑り落ちることを自覚している.もし、今心配されている台湾有事になれば今のアメリカは中国と戦うことは不可能だろう.それ程アメリカはウクライナ戦争に武器を提供しているからである.それは日本から見れば危機的状況でもある.その中で、日本は自力で台湾有事に立ち向かわなければならない状況だが、既に国内にはそういった日本独自の戦力を持つことを阻む勢力が確固とした根を張り、日本の戦力増強を阻む或いは進ませないようにすることを確実にしている.本当に台湾有事が起こり日本にも中国が攻めてきたとしたら簡単に沖縄くらいまでは中国軍に占領されてしまうだろう.そういった緊張感が国会にも無いのが不思議なくらいで、ガーシー議員のような国会議員が生まれそれを擁護しようとする勢力が存在し、またそれを話題にしようとするマスコミが存在する.国民の目を嫌なことから目をそらさせようとする力が働いているようにも見える.

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 政府の危機管理能力の欠如を伺わせるニュース.今頃になって騒ぐのはあきれてものが言えない.既にG20蔵相会議の日程が決まっておりそちらの出席を優先すべきことなのにもかかわらず、そうなっていないところに問題がある.非常事態に陥った時、本当に政府機能が正常に動くのか甚だ疑問である.非常に危ういと感じるのは自分だけだろうか?