J1リーグ第10節 vs横浜FC 4-1

 コンサドーレアウェイの試合。DAZNで観戦。

 DAZNで見える三ッ沢球技場のフラグが強い風でたなびいている。丁度厚別の風のようである。

 試合開始早々、相手のロングスローから上手く相手にボールをキープされファーに上げられたボールを金子選手がクリアミスそれを突っ込んできた相手選手に押し込まれ先制されてしまう。そのあと、相手との小競り合いがあり、ファールでプレーが止まり何となくコンサドーレの攻めが単調になり試合時間は進んでいく。相手はコンサドーレのボールになるとゴール前を早々に固め一点のリードを守り切る構えである。そこで三ッ沢の風がコンサドーレに味方する。

 ハーフウェイライン位から上げたボールが風の影響で戻されそれで相手DFが目測を誤り処理を焦って転んでしまう。そのボールを奪った浅野選手がペナルティエリア外から足を振りぬくとゴール右隅にきれいに決まる。これで同点とすると流れは一挙にコンサドーレに傾く。本当に流れというものはわからない。そのあとすぐ今度は浅野選手のシュートの跳ね返りを小柏選手が決め前半で逆転をする。

 後半は、相手の勢いを持って攻めてくるところだが、今度は風上に立った横浜FCがその風に適応できなくて最後でパスがつながらずそれを奪ったコンサドーレが相手陣地に攻め込む。その中で金子選手のドリブルが有効で相手選手を翻弄する。さらにコンサドーレの流れるようなパス交換から最後はこの日2本目のゴールを浅野選手が決めてこれで相手の心が折れたようである。そのあと最後に田中選手が決めて結局4点を入れて試合を入れる。

 相手チームの指揮を執る四方田監督もつらいところになっているのが画面越しからも推し量られる。横浜FCの欠点は相手にリードされたところでゲームをあきらめてしまうところがある。他のチームなら最後まであきらめず圧力を掛けてくる。それが今最下位にいる理由だろう。この姿は、昔のコンサドーレの姿に重なる。負けが込んでくると選手の勝とうという気持ちを簡単になくなってしまう。四方田監督にはここから巻き返してほしいと思う。

 これで次の試合はホームでの鹿島との戦いとなる。次も連勝すれば上位進出も見えてくる。本当に次の試合が大事である。