J1リーグ第12節 vsFC東京 5-1

 晴れ、気温は13度。

 土曜日の試合。残念ながら仕事がありドームへは行かずDAZNでの視聴。結果を見れば現地観戦したかったところである。

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 コンサドーレのスターティングメンバーは、GKが菅野選手、DFが田中俊太選手、岡村選手、福森選手。ボランチに荒野選手、宮澤選手、駒井選手。サイドは菅選手、金子選手。シャドウに駒井選手、浅野選手、ワントップは小柏選手というようになった。

 ケガから復帰したばかりの青木選手はまたハムストリングの肉離れでベンチ外、ルーカス選手もケガ明けでベンチ、キムゴンヒ選手も福岡戦のケガでベンチ外というように出入りが非常に激しい状況。戦い方の基本が選手に走力を要するものであるから選手の筋肉系のケガはつきものなのだろう。そのところは改善していかなければ少なくとも優勝などという目標達成には到達しないだろう。

 相手のFC東京も中2日の戦いから選手の入れ替えを行っており、そのあたりはどのチームもやりくりする必要がある。

 

 前半は、前から圧力を掛けるコンサドーレに対してFC東京は奪ったら簡単に前線にボールを供給し、この試合ワントップに入ったアダウイトン選手に攻めの起点とするボールを当てるというシンプルな戦いを選択していたように見える。

 コンサドーレは何時ものように自分たちのボールにするとサイドに大きなパスを入れサイドからえぐるような攻め方をする。

 そして最初のチャンスはコンサドーレに訪れる。カウンターから浅野選手に渡り左隅にゴールを決める。このところの浅野選手のシュート精度は見事なものである。これが続けば代表に選ばれてもおかしくない。

 先制したコンサドーレは相手の圧力を受け止めるような形になる。しかし、このやり方で今まで簡単に点数を入れられることが多かった。そのところで得点を許さなかったことが、次の2点目につながった。

 オフサイドラインにいた浅野選手がプレーをやめたボールを小柏選手が抜け出してキープしてゴール前に戻す。それを後ろから上がってきた菅選手が左足で決める。オフサイドを掛けようとしたところでFC東京のDFの足が止まってしまった。そのあたりは小柏選手の飛び出しを許してしまったところだった。

 この2点のリードにより少しコンサドーレの圧力が弱まってしまう。これも全力で90分プレスをかけ続けることは不可能。そのあたりのメリハリがゲームには必要になるが、プレスを弱めると必ず相手にチャンスを与え得点を決められるという繰り返しが多いのもありやり方を変えていく必要がある。

 しかし、この試合相手の攻撃を防ぐと、一息ついたところでコンサドーレのチャンスが訪れる。相手ゴール前まで持ち込み福森選手が相手に倒されPKの判定。そのPKを金子選手が決めて3点差とする。

 さすがにこれでこの試合は負けないだろうと思うが、3点を入れてから相手に4点を入れられるというお笑いのような試合を経験しているチームにとって何点入れても心配である。

 前半は3-0で終わり後半に突入する。

 当然相手は得点を入れて追いつこうと後半開始時に3人の選手を交代し、前がかりに攻め込んでくる。そこから相手の攻撃を防ぎながら自分たちも攻撃を繰り返す形になる。その中でまたもや得点を決めたのはコンサドーレだった。連動したパス交換から菅選手にボールが渡りこの試合2点目を右足で決めて見せる。

 4点目を決めたところから徐々にお互いの足が止まり始めお互いオープンスペースが生まれ始めボールがお互いの間を行きかう形となったところでFC東京に1点を返されてしまう。

 そこからは相手に惜しいシュートを打たれながらもなんとかしのぎ、最後はカウンターから金子選手が決めて5-1で試合終了。

 中々ホームで勝てなかったが、ここで久しぶりの勝利となった。ゴールデンウイーク中の試合で勝ち点9と目論んでいたミシャ監督だが、結果的には勝ち点6をゲットできた。試合終了後のインタビューでミシャ監督もうれしさを隠せなかった。