J1リーグ 第4節 vs横浜FM 2-0

 曇り、気温は9度.風が強いためそれ程暖かくは感じないが、ちょっとこの時期にしては気温は高めである.

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これから天気は下り坂となるが、抜けた後の寒さの揺り戻しがあるのを覚悟しなければならない.

 

 昨日は、ドームでマリノスとの試合があった.これで開幕と第4節と連続して見に行っていることになる.開始時間が午後3時ということで少し行きやすい時間帯となった.もしかするとこれも試合終了後芝生を直ぐに片付ける必要が無くなったのが理由かもしれない.

 開幕と同様1万7千人の入場者数となったが、もう少し入場者数が増えないと会場が盛り上がらない.この日もカテゴリー1はスカスカで対面に座っていると少し臨場感に欠ける.更にホームゴール裏も声出し応援が解禁になったのだが、以前のように満員ではなく隙間が少し目立つ感じがする.このコロナ過の3年で人の行動様式が変わり、その影響が少なからず出ているのではないかと思う.

 相手のマリノスは開幕から好調であり、対するコンサドーレは開幕から今一つ波に乗れず2分け1敗となっているためこの試合の結果如何では上昇できないのではないかと試合が始まる前から一抹の不安を感じていた.

 更にアウエーのマリノスサポーターの応援は、ドーム内に響き渡り試合前の緊張感を高める働きをする.

 この試合、コンサドーレはツートップの形となる.GKはクソンユン選手、DFは田中駿太選手、岡村選手、福森選手、ボランチは、宮澤選手、荒野選手、MFは金子選手、菅選手、小柏選手、FWの位置に浅野選手、小林選手となった.FWのキムゴンヒ選手は怪我で欠場 したため変則的に守備負担を少なくする小林選手を前に上げ、その両脇に浅野選手、小柏選手が飛び出す形となっている.

 試合開始後、マリノスのボール回しが続くが、コンサドーレのプレスが嵌り余り前線に良い形で渡らない状況にする.マリノスの攻めが続く中、クソンユン選手の前線へのパスが上手く金子選手に渡り、マリノスのGKが飛び出してきたところを上手く交わして小柏選手にパス.それを小柏選手が決めてコンサドーレが先制する.後ろからのボールを上手くトラップしたところは見事だった.

 この試合、マリノスのGKとDFラインの呼吸が今一つだった.その理由は、やはり選手の入れ替えが大きい.そのためまだまだ上手く合わないようだった.先制のシーンもあれだけGKが飛び出したのもDFが交わされてしまったからで無理をする必要は無かった.

 先制した後もいつもなら後ろに引きがちだったがこの試合は違う.前からのボールへの追い回しは衰えずマリノスのミスを誘う.更に球際を厳しく行くために相手も前ではなく後ろにパスをする場面が増えてくる.あの辺りもこの試合に賭ける選手の意気込みの差が出ていたのではないだろうか.

 その後も何回か決定的なチャンスを迎えるが相手GKの好守でゴールを決められないが、相手のチャンスを体を張ったプレーで防ぐコンサドーレにとって理想的な展開となる.

 後半も前半と同様コンサドーレのカウンターが発動し、相手のDFラインは満足に上げられないような状態となる.これは浅野選手、小柏選手コンビプラス菅選手、金子選手のDFラインの裏への飛び出しによる圧力が功を奏した感じである.

 そのため、マリノスは後ろと前が空き始めその中間でコンサドーレがパスカットする機会が増えこの試合をコントロールできた理由である.本来なら前線に居てプレッシャーを掛けなければならないロペス選手がハーフラインまで球を受けるために戻るのはマリノスの攻撃が上手く行っていない感じだった.

 その下がり気味のポジションに対してコンサドーレは圧力を掛け続け、GKの足元に入ったボールに小林選手が猛プレスを掛けるとGKも焦って蹴ったボールをブロックして奪い無人のゴールにボールを流し込むことになる.これで2-0としたコンサドーレは後は上手く試合を閉めることに専念する.

 あわやというシーンも一度有ったが、ポストが助けてくれて試合終了.開幕4戦目で漸く勝利を手に入れることに成功した.まだまだ順位は下位だが、少し光明が見えてきた.これを切っ掛けに上昇気流に乗ることを期待したい.