Jリーグ第17節 vsサガン鳥栖 1-1

   土曜日の夜に行われた試合。DAZNで視聴。鳥栖は梅雨前線の影響で雨が降っていたようだが、ずぶ濡れの状況ではなかった様子。

sports.yahoo.co.jp

 コンサドーレの先発は、前節と概ね同じで、菅選手がイエロー累積で欠場なのでその代わりに中村選手が出場。ボランチは荒野選手、宮澤選手が入った形となった。

 試合は鳥栖が札幌対策で守備の時は前で2人あるいは3人でプレスを掛ける。狙い目はGKの菅野選手のところでDFにボールを簡単に出させないようにしていた。コンサドーレもそれをかいくぐる様に前へとつなぐのだが、その時はすでに鳥栖が守備を固める感じになり、右サイドの金子選手にパスが回ることを予想して金子選手がボールを持つと2人がかりで守備をする対応を取っていた。この辺りはここ数節の対戦相手が同じように対応しているので金子選手の能力は各チームで常識になりつつある。その代わりといっては何だが、左サイドのルーカス選手は比較的ドリブルではがしていたのだが、如何せんその時は鳥栖の選手がカーバーしており、シュートまでは中々持ち込みずらい展開が続く。

 普段だったら素早いボール回しを多用し相手の守備が乱れたところを小柏選手、浅野選手がDFの裏に飛び出す形なのだが、そこが少し狭く中々相手の守備ラインを乱すことはできていなかった。それでも前半CKのつなぎから宮澤選手がヘッドで返したボールを中村選手が頭で決めてコンサドーレが先制する。

 そのあともチャンスは作るのだが得点を決めきれず前半を終える。コンサドーレの攻撃が機能しなかった理由の一つは前半で交代した小柏選手の不在が大きかった。朝の選手一人の抜け出しは相手が対応しやすく、代わりに入ったスパチョーク選手はそういうタイプではなくトップ下タイプで駒井選手と被る部分がありほとんど目立たずに終わった。小柏選手を変えるのならその時一緒にキムゴンヒ選手にすると良かったのではないかと思うが結果論でもある。

 そして後半、相手も得点を狙いに前に圧力を掛ける。鼻からコンサドーレの足が後半止まるはずという前提があったに違いない。その前提通り、前からのプレスが掛かりずらくなりボール前までボールを運ばれたのはそれが原因だろう。その繰り返しが相手のカウンター時の対応が遅くなった理由である。最後は中村選手の伸ばした足にボールが当たりオウンゴールとなってしまった。同じ試合で両チームの得点を記録したことで中村選手にとって記憶に残る試合になっただろう。

 そして、そのまま試合は終了。アディショナルタイムペナルティエリア内でキムゴンヒ選手が後ろから押されて倒されたように見えたが審判の判定はノーファール。それを見たミシャ監督がピッチ内に入り込み猛抗議をしたがそのまま試合終了。

 この試合の勝利は必須だったが期待もむなしく引き分けで上位に食らいつくことができなかった。

 次の試合はルヴァンカップの磐田戦があり、その次のセレッソ大阪お試合となる。どちらも勝つことが大切。磐田戦は勝利あるいは引き分けで次に進めるし、リーグ戦は上位に食い込むにはもう負けられない。ミシャ体制6年目で一つの結果を出すとチームは掲げているのでそれに近い結果は残さなければならない。