ルヴァンカップ グループステージ第1戦 対鳥栖 2-2

 曇り、気温はマイナス8度.昨日の休みは除雪のための休みになってしまった.車も動かせず家にこもるしかなかったのでされはそれでよかったのかもしれない.これが平日の出勤日だったら相当な困難な日だっただろう.

 

 昨日は、ルヴァンカップの初戦であった.それでこの試合を見るためSPOOXに加入した.

 試合は、お互いにリーグ戦とがらりと選手を入れ替え、新しい選手がどの程度活躍できるかを見定める試合となった.

 ゲーム開始からお互いにプレスの掛け合いとなるが、コンサドーレの選手の連動したプレスが効かないため簡単にパスを通される展開となる.たいしてコンサドーレ側のパスはある意味即興にに近いものが有り選手間の意図が通っていないように見えた.その最初の表れはGK中野選手と西選手の間のところで見られたわけで、右サイドで西選手が孤立し、そこに近付く味方選手がいないため仕方なくGKに返したバックパスを中野選手が空振りし無情にもゴールに吸い込まれるオウンゴールとなる.これで1点を先制されたため取り返そうとする選手たちにゴール前に急ごうとする意識が働いたのだろう.ゴール前のはいっぱい選手がいるが中盤がスカスカで誰もためを作れない状態になる.普段なら駒井選手などがボールをためて散らす役割を果たすのだがそれが不在だった.この試合で言えば荒野選手か深井選手或いは青木選手がその役割を果たすべきだったのだろうが、深井選手はアンカーの役割、荒野選手は何時もの通り色々な所へ移動するため中央で受ける役割は青木選手なのだがそれができない.檀崎選手は突っ込んではボールロストを繰り返し、ミラン選手は一生懸命相手にプレスを掛けに行くのだが、空回りするだけに終わる.田中宏武選手は良い働きもあり青木選手がふかさなければアシストもあった.対して右サイドの柳選手、井川選手の連携は見るものがなかった.

 それに乗じて鳥栖は奪ったら素早いカウンターで札幌のゴール前を切り裂く.3本くらいフリーでシュートを打たれるも中野選手の好守で追加点を与えなかったのは良い結果である.

 後半は、開始から3人を入れ替え.金子選手、田中駿太選手、高嶺選手が入る.これで動きは見違えるように変わる.やはり経験を積む選手の動きは違う.それまであたふたしたパスばかりだったのに相手を交わすパスができるようになり相手を押し込むことができた.そしてCKから田中駿太選手が同点ゴールを上げ、その後ゴール前のプレスから金子選手が同点のゴールを上げて試合をひっくり返す.その後も優位に進めていたのだが相手の選手交代からコンサドーレ側に逃げ切ろうという形となり、更に先発していた選手の足が止まってしまい相手の攻撃を許す形となる.そこで左サイドの田中宏武選手の対応が軽く相手にパスを通されコンサドーレの選手も複数で寄せたのだが、蹴ったボールの跳ね返りが鳥栖の選手に渡りフリーでシュートを打たれ同点とされる.それ以後は、中島選手、中村選手が投入されたが決定機を掴むことができずそのまま引き分けに終わる.

 どれくらいベンチ外の選手が使えるか見定める試合となったが、これだけで判断するのは無理なのだが、やはり試合に入り込み直ぐに結果を出せる選手はいなかった.まだまだリーグ戦に出るには時間が掛りそう.準レギュラーの位置にいる選手たちもその経験を発揮するまでには行かなかったという結果だった.この試合を見て直ぐに結論を出すのは拙速だが、伸びる選手はその片鱗を見せてくれたはずである.