ウクライナ戦争から考える日本の今後

 曇り、気温は16度.日中は晴れ間もあるようだが総体的に曇り空の一日になりそうである.

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週末に向けて大気は不安定のままで所により雷、通り雨のような天気になりそうである.週末が楽しい日であれば嬉しいのだが.

 

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 このニュースは、プーチンの自信の表れなのかそれとも空威張り状態なのか判断がつきかねる.厳戒態勢を取っているところは暗殺の恐怖には怯えているのかもしれない.しかし、プーチンにとってこの戦争の長期化は痛手以外の何物でもない.多くのライバルたちを葬りながら勝ち取った地位を、自分と同じような手段で今の地位を脅かす人物が現れる可能性を気しているわけで、今までは自分の生きている間はこの地位を維持できると踏んでいたわけであるから、自分が発した命令で体制の揺らぐことは自分自身の命取りになると感じているのだろう.

 

 ここで発せられたゼレンスキー大統領がネオナチなのか今のところ不明である.日本にる人間にとって情報は限られており、かれが母国を守るために頑張っているようにしか見えない.もしかするとウクライナが勝利して戦争が終わった後、ネオナチとして振る舞い更にロシアに侵攻していくのかもしれないが、その未来が本当に起きるのか今の現状では予想できない.もし、50年後くらいの未来人がこのブログを読んでくれてウクライナ戦争後のウクライナとロシアがどうなったのか教えて欲しい.50年100年後の未来が現在の結果が発端となり変わっているのか今生きている人間の半分以上がそれを知らずにこの世から消えていくのだから.おそらくその頃プーチンもゼレンスキーもこの世に存在しないはずである.

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 内閣不信任案は否決された.巷の感じでは立憲民主党のだらしなさと自民党の驕りからこの2党は議席数を減らすと予想されている.そのおこぼれを他の党が奪い合うと予想されるがそれは想像なので実際に選挙が行わなければ結果は判らない.しかし、岸田首相は議席数を減らすと読んで解散を行わなかっただろうし、立憲も自民党が解散しないと踏んで不信任案を提出したのだろうと思う.いうなれば筋書きのある行動を取ったということになる.傍から見れば見え見えで退屈の一言に尽きる.一層の事解散していたら両方の議員は泡を吹いたに違いない.

 日本の未来像が明らかではない現状で混乱は何も得るものが無いのは確かである.しかし、混乱が無いと新しいものが生まれないのも事実である.むかし、自民党が下野し連立政権が日本をかじ取りした結果も日本にとって新しく生まれ変わることに対する反動だったわけで、色々問題を抱えながら座して死を待つより何かを変えて潔く散りたいという日本独特の考え方から変革を求めたわけである.その新しいものが生まれたかどうか判らないまま時間は過ぎてしまった.

 この先、日本が嫌が上でも変革を求められる出来事は必ず発生する.それは、自然災害、特に関東圏の大地震で有り、富士山の大噴火だろう.いつ起きるか判らないながらも暮らしているがいつか必ずその災害は起きる.その時に否応なく日本国民は変革を迫られ拒否することはできない事態になるだろう.それは戦争よりも大きなことである.その時に日本人は仕方ないとあきらめて行動するのか、新しく日本を生まれ変わらせる契機として受け止め行動できるかで結果は変わる.少なくと諦めない行動力を持つ指導者が現れることを祈るしかない.

 

 

 国の困難時にウクライナではゼレンスキーが現れたが、東日本大震災の時に日本の指導者を務めていたのは残念ながら比較するとポンコツだった.それでも対応できたのは陰に支えてくれた人たちが頑張ったからである.

 しかし、あの時噂された挙国一致内閣が実現し、ある意味違う指導者が先頭に立っていれば今の日本の進む先も違っていたのかもしれない.それが生まれなかったのは日本という国の運命だったのだろう.

 大きな変革は痛みを伴う.それこそ戦時中などの困難な時期でなければそれを受け入れるのは難しい.自分達の利益だけを考える人間を排除できるのもそういった事態が起こればこそである.自らの痛みを受け入れ他人の痛みを受け入れるそういった覚悟のもと行動することは革命に他ならない.きっと、日本の左翼が唱える革命は、自分達が理想とする社会を作ることで、それを気に入らない人間は排除する社会である.いまここでの革命は、社会全体の今ある格差社会の格差を一度解消しお互いゼロからスタートすることである.その後の競争は自由であり、それまでの身分や資産に囚われない.

 

 政治家も世襲制と言われるように家柄や親から受け継いだ資産という後ろ盾でスタートラインから差がついてしまう現状を変えていく必要がある.

 そういった仕組みの大転換は日本の歴史でも数多く経験している.朝廷と朝廷の争い、朝廷と武家の争い、武家同士の争いと負ければそれまでの全てを失うような争いがあった.近々では第2次世界大戦もそうである.そうしてそれまでのしがらみを一切断ち切るような大転換を経験しながら新しい日本が生まれてきたわけである.戦後から既に100年が経とうとしている.そろそろそういう日本の階級社会をドラマチックに変える時期が近付いている.