曇り、気温は21度.空はどんよりして今にも雨が降りそうな雰囲気を醸し出している.
西から低気圧が近付いており気圧の谷が丁度北海道を通過している状態である.これから下り坂になるのは間違いない.南の海には台風5号がありこれから中国大陸に向かって北上していくようだ.直撃は避けられそう.
昨日は、第2種電気工事士の技能試験を受けにロイトン札幌に行った.何故この資格を取ろうと考えたかと言えば偶々見たYouTubeで太陽光発電の蓄電池に接続する工事がこの資格を持っていれば可能と知ったからである.そこで思い立ったのが今年の1月、学科試験用の参考書を早速購入し勉強を開始したのは受験申し込みをした3月からだった.そこから学科試験を5月に受験し、そして昨日の試験に向かったという話である.
元々理系で電気の知識は有ったが電気工事の専門的な知識は無いため一からの勉強になったが、それなりに知らないことを覚える好奇心は強い方なので何とか出来た.それから技能試験の練習を開始した.
技能試験問題用の練習セットを買い土日を中心に練習を開始したのだが、最初は慣れない道具を扱うのに苦労した.しかし、ある程度練習を重ねると元々配線などを要するモノづくりをしていた経験から徐々に道具を扱うのに慣れ後は事前に公表された試験問題をこなすだけだった.とは言いながら実際には試験前日に漸く練習問題を一回り終えたという状況で、後はYouTubeにある練習問題をこなす動画を見るようにした.それは結果的に成功だったと思う.
試験当日は、10時55分までに入室していなければ受験不可能ということで有ったので不測の事態に備えて1時間半前には会場周辺に到着していた.さすがにこれでは早すぎと思い大通公園のベンチで30分ほど時間をつぶし会場へ向かう.
既に会場には大勢の受験者が到着しており高校生くらいから60歳以上に見える人、更にちらほら女性の姿も見られた.ロイトンの何時もは結婚式や講演などに使われる2階、3階の大ホールと中ホールのすべてが試験会場として使われ2千人くらいは受験していたのではないかと思われる.
11時過ぎに試験問題、試験材料が各自に配られ試験開始を待つことに.その間配れた試験問題の表紙越しに透けて見える配線図から頭の中で複線図を書いていた.複線図は試験前1週間の間に繰り返し練習していたので難無く出来てしまったのでそれで心は幾分落ち着くことができたわけである.後で参考書を見ると試験問題10が出題されたのだが、その時は試験問題の何番だったか思い出せなかったのだが、13問題の中で比較的難易度が低い問題だったのでホッとしていたのものである.
11時30分きっかりに試験が開始され、最初に頭の中で書いた複線図を紙に書き出し作業を開始する.まず最初にブレーカーの配線を完成させ、次は引掛けシーリング、ランプレセプタクル、そしてスイッチコンセントの配線を終えて最後に残った差し込みコネクタとリングスリーブによる結線.最後は見栄えと施工不良個所が無いか目視点検を行って終了.時間は10分余り残して完成した.
試験結果は8月下旬、余程のことがない限り大丈夫と思い岐路についたわけである.その帰りの途中大通り公園ではドイツ祭りなるものを行っており、ビールの売店が出ていたので祝杯を上げようかと思ったが、さすがにまだ結果が出てないのに先走ってはいけないと自重したわけである.
これから第2種電気工事士の技能試験を受ける人にアドバイスを送るなら、試験前は緊張して思うように手が動かなくなる場合があるだろう.やはり、試験前に不安を少しでも減らすのが大切である.やはり、技能試験の候補問題を少なくとも1回はこなすことが一番だろう.やはり経験は何にも勝る.後はこまごました部品の配線の配線を電線の切断と共に繰り返すことが大切である.それを繰り返すことで作業時間は確実に短くすることができる.
第2種電気工事士関係のYouTubeでどこかのYouTuberがイメージトレーニングを何回も行ったが実際の作業を行っていなかったので失敗したと語っていたが、やはり作業を実際に繰り返し行っていなければ手は確実に動かない.その辺りは慣れしかない.しかし、イメージトレーニングも大事で繰り返し動画を見ていれば次に何を行わなければならないか頭を整理することができる.作業とイメージトレーニングは大切である.
あと一つ、これもYouTubeからの受け売りだが、技能試験材料が入った小箱の中に差し込みコネクタとリングスリーブが入った四角のマスの様なものがある.これは取り出すことができるので試験開始と共に繋がっていない部分をマスキングテープで補強してくず入れに使用することをお勧めする.この中にどんどん配線の切れ端を入れていけば机の上は散らからない.試験終了後はこの簡易ゴミ箱をビニール袋に入れてしまえば後始末も簡単で済む.こんなことも心の余裕に繋がるので超お勧めである.
というわけで思い立ってから半年余りの資格試験の挑戦だったが一先ず区切りが付き試験結果が出るまでやることが無くなってしまった感じがするのは何でだろう.