J1リーグ第22節 vs 鹿島 0-3

 曇り、気温は19度.先週までの高温の日と比べれば既に秋に突入したかと思う気温になっている.

https://static.tenki.jp/static-images/typhoon-detail/recent/typhoon_2306-large.jpg

台風6号は進路を北に変え予想よりも西側にそれながら北上する予想に変わった.進路を見てみるとZ字を書いて進むことになる.今日から明後日まではゆっくり進むため九州地方は風雨の被害が予想されるため注意が必要である.

 

 昨日の鹿島の試合、漸く故障者も復帰し始め調子が上向くかと思えば、戦えば戦うほど連携が不安定になりつつある.更に大きなポイントであるGKの菅野選手の肉離れが発表され、正GK が大谷選手になり止めてくれるだろうから大丈夫かという見ている方の心配が選手にまで伝わるのではないかと心配になる.今後のGK問題が俄かに浮上し始めた格好である.まだ充分勝ち点はあり、そして今季の降格は1チームということでよもや降格ということは無いと思うが、今後下位に沈んでいくパターンに陥っている.

 復帰した小柏選手も肩の負傷を負い、当分試合に絡めないとすると得点を取る選手が浅野選手のみとなりいよいよ選手繰りが厳しさを増す.

われわれがトッテナムからFWの選手を獲得できれば、得点の部分は解決できると思います。選手を補強して得点力を上げる選択肢は、われわれのクラブにはないと思います。いる選手で戦っていくしかありません。

 ミシャ監督も試合後のインタビューで補強の話をしたようだが、資金力不足のチーム事情から優れたFWを取ることは不可能と言っている.主力が毎年この時期に引き抜かれて行き、それに対する補充というのは殆ど無い.あってもガラガラポンで当たりを引けるかという選手ばかりで結果を残した選手は未だいないのが現状である.ガラガラを回す前に当たりと思えるような選手を獲得するには今いる選手の総年俸以上の経費が掛かることは間違いない.

 その辺り、前社長の現Jリーグチェアマンの野々村氏は優秀だったと思う.現GMの三上氏は今のコンサドーレの赤字の現状をコロナ禍という理由を前面に押し出しているが、それを言うと世界のどのチームも同じわけである.

 優秀な選手を出し続ければ当然チームは弱体化する.そこからまた新しい若手を発掘し育て上げまた他に売り飛ばすサイクルを続けられれば良いが、どこかでミスすると破綻するのは当たり前で、やはりお金を出してくれるスポンサーを見つけることも必要である.

 度内のプロスポーツは何処もスポンサー獲得に必死である.スポンサーがいなければアイスホッケーのチームのように選手の給料も払えず退場しなければならない.今のコンサドーレの規模で言えばやはりJ1常連規模ではなくJ2上位レベルの規模なのは否めない.世界を目指すならアラブマネーを引っ張ってくるしかないが、如何せんそんな力はない.

 

 選手の引き抜きと夏場の暑さでどうしても毎年失速するコンサドーレ.8月18日の移籍期限までに驚くような選手を引っ張ってこれるだろうか?