ドローン兵器 LK-99その後

 晴れ、気温は24度.空には鰯雲が浮かんでいる.この空を見ると秋になるなと思う.

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 台風7号は、温帯低気圧に変わりオホーツク海を移動している.消滅するまでは暖かい空気を北海道にまで送り込むのでここ数日は暑い日が続きそうである.しかし、ここから徐々に冷たい空気が北から降りてくるため湿った空気と交わるため雲ができやすい状態になる予定.太平洋高気圧も日本列島に張り出しているため北海道上空がその暖かい空気と冷たい空気がせめぎ合う場所になる.しかし、これも9月には北からの高気圧の勢いが強まり朝晩涼しさが増し、秋が深まっていく訳である.それが無ければ収穫の秋は迎えられない.

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つい先日ウクライナのドローン兵器の話題が出ており、特に水上ドローンによりロシアの軍艦及びタンカーを攻撃したという話だった.その中でウクライナのドローン開発が進んでいる様子が伺えたのだが、今度は相手側のロシアでもドローン兵器の開発が進んでいるというニュースが出てきた.お互い、人対人ではなくドローン対ドローンでどれだけ人的被害を与えるかに変わってきた.

 ウクライナもロシアもドローンで都市部を攻撃される際、ミサイルや機関砲で打ち落とすことで防御しているが、そろそろお互いその打ち落とすための火力が不足しているとの報道もある.当然、前線の戦場でもミサイルや機関銃の弾は必要になるのでそれを上手く使いこなすには相当の供給網が発達していなければ困難である.今後ドローン対ドローンの争いが続けば防空網に隙が生まれ都市部の人的被害が増えてくるだろうと予想される.

 戦争は多くの人の犠牲を産む.人が戦い犠牲になることの痛みを遠く離れた土地で行われていることで感じていなかった部分があると思う.ましてやドローンを発射させる人物はその着弾点で多くの兵士や民間人が犠牲になろうともその瞬間を感じることは無い.本当にゲームのように目標地点をセットするするだけでその後は想像しなければ済むことである.終わりは見えない戦いは続くが突然終わりはやって来るように感じる.

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夢の常温超電導物質が発見されたか?という話題でその界隈を賑わせ更に関連企業の株価も高騰したのだが、結局は超電導物質ではないという結論になった.発見時充分な追試が無い状態で新発見の手柄を得るための公表で有ったことは否めない.

 もしこれが本当なら大きな大発見で人類の歴史を変えたかもしれない大発見であったわけで、その分野の研究者ならそれを夢見て日夜研究を行っている.そういえば同様の出来事で日本でもSTAP細胞事件があったなと思いだす.彼女もその当時それが事実だと思っていただろうが、色々な追試の結果間違いだと判った.

 間違ったことを公表し、その後の行動でマスコミを別な意味で賑やかさせたが、研究者の勇み足は何時の時代でも起きることである.大昔ならそれを証明するのに時間がかかったため本当の発見でも嘘呼ばわりされたり、偉大な研究者の場合、間違ったことでもそれが正しいとされたりしたわけだが、ネットワークが発達した社会では、情報がすぐに知れ渡り追試がすぐに行われる時代になった.

 結局、LK99は強磁性体で不純物を含む硫化銅がある温度で電気抵抗がゼロになる性質を併せ持った物質で有ったということである.わかりにくい話であるが、それぞれの特性は超電導物質かと思わせる特徴があった.

 もしこれが本当なら、ノーベル賞ものであったし、大金を得た発見になっただろう.そういった夢を見ながら研究者は日夜研究しているのだと思う.そういった人達がいなければ文明の発展は無いだろうと思うが、それが徒労に終わることも有ると考えると人の人生の短さに思い至ることになる.