この先の未来

 曇り、気温は24度.

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 台風7号から変わった低気圧から長く北海道上空まで停滞前線が伸びてきている.やや、北側の高気圧が優勢なため東北地方に雨雲ができやすい状況になっている.

 昨日の天気予報では今朝は雨となっていたがそれも変わり曇りとなっている.実際、雨は降らず、天気予報としては予報しずらい気圧配置になっている感じである.秋口は毎年晴れた日が多く道内はそれ程雨とはならないのだが、今年は予想以上に大気が不安定状態になっている.それも原因は太平洋の海水気温が上昇していることに由来しているのだろう.

 

 地球は、周期的に間氷期と氷河期を繰り返している.そして既に氷河期の入り口に突入しているはずと言われながらその兆しは見えず、その原因は人間が生存するために放出する地球温暖化ガスの影響と言われている.

 地球温暖化と言われる前までは、氷河期に突入するのを心配して時代があったことが不思議である.その頃は大気中に地球の熱を閉じ込めるためにわざとチリ状の物を散布し太陽熱を閉じ込める方法が考えられていたくらいである.もし、それを本当に実行していたなら今よりももっとひどい状態になっていたかもしれない.

 ただし、今までも高温多雨の時代があった.それが恐竜が主人公となる中生代である.地球の殆どが密林に覆われその中をあの巨大な恐竜が闊歩していたわけである.その状態は今と変わらなかった可能性がある.その当時は、活火山が盛んに活動し地球の大気は温暖化ガスと火山が吹き出す多量の灰が長時間漂っていたと思われる.

 そしてその時代が2億年も続いていたということにその長さの単位を人類の祖先が誕生した5000万年前と現代人が文明を発達させた2000年余りの時間は遥かに短いのである.

 その遥かに短い時間で世界の隅々まで人間が侵食してしまっていることに驚きを感じる.それが人間の凄さなのかもしれない.そして、まさにその急速な発達故にまだまだ自然の驚異に晒されており、完全にその影響を克服するまでに至っていない.もしこのまま人類が生き長らえ恐竜が支配してきた時間と同じくらいたてばと想像すると恐ろしい.

 今後、数十年でAIは人の生活に深く入り込み、新しい文明はAIが作っていく世界が待っていると思われる.そこまで人間は馬鹿ではないと思うかもしれないが、ある意味人間は生存競争の原理の中で生きている.生存確率が高い方向に流されていると言って良い.その中で異常気象により人類の生活圏が狭まれば有効な生存の方法を確立しなければならなくなり、その決定方法を最終的に人が決定するのではなく、人を超絶した存在に決定を委ねるような気がする.その超絶した存在はまさしくAIが適任と思われる.地球が混乱すればするほどそこに向かうだろう.

 そのターニングポイントは、AIがその頭脳と共に使える体を獲得する時だと思う.その方法は自動運転カーが車という姿から手足の様な器具を取り付けたアンドロイドの変形体の姿を身に付けた時だろう.AIが支配する世界、きっとその頃まで自分はこの世に生存していないことは間違いなく.この予想が正解か不正解か判らないことは残念である.