予想天気図

 晴れ、気温は17度.

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 昨日は、停滞前線の影響で大雨となった.更に大陸からの冷たい高気圧の影響で徐々に気温が下がり昨日の午後からは20度を下回る気温となり、外は寒さを感じるようになった.

 これから数日は、北海道は高気圧に囲まれ週末からの連休中は良い天気に変わるようだ.

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 上記の天気図は72時間後の予想天気図である.この予想天気図は、実観測データと過去の気象の変化のデータを元に気象庁スーパーコンピューターを使い計算されそれが数値予報モデルとして出力される.そのデータを人間の知識と経験を組み合わせて最後に出来上がるものである.

 しかし、大気の状態が不安定な今年のような場合、数日先の変化であっても中々予想通りの天気図となることは無い.

 そういうことを見ていると、予想天気図は人の運命占いと似ているなと感じる.大気の状況は、ある部分安定している.それは太古の昔から地球が太陽の周期的に周回していることに原因はある.日本が毎年、春夏秋冬と規則的に四季を迎えられるのもそれが有るからこそである. しかし、その規則的に訪れる春夏秋冬を細かく見てみると今年のように異常に暑い夏もあれば暑い夏は短くあっという間に秋を迎える年もある.全くもってその年、その年で変化をしているものである.更にその一日も昨日とは同じではなく、明日とも同じではない.

 日常的には同じ繰り返しでも実際は異なるというのは、未来が不確定要素があり過ぎるということになる.それは天気予報も同じで未来の変化に対して過去のデータの確実性は確定要素ではなく、不確定要素の占める割合が大きいということである.

 これは数学的にも証明できる.例えば、24時間後の変化を90%の確率で良そうできる場合でも、48時間後になれば、81%になり、更に72時間後になれば、その確率は72%になるのである.当たるも八卦当たらぬも八卦というのなら予想天気図の72時間後というのは当たらなくて当然ということになる.

 しかし、全く当たっていないというわけではなく、台風の進路予想のように概ね予想通りに進んでいく.ある一定の安定した条件になれば殆どその通りになるのは素晴らしいことである.

 人の運命を占う占いも、人が占う運命に当たりがあることは無い.人の人生にも毎日不確定要素が加わり続けているからである.当たるのは偶々で、1年先、5年先などの人生を当てるのは不可能である.ただ一つ占いで当たるとしたら何時かは死ぬということぐらいだろう.

 

 というわけで天気予報では道内は週末から来週一杯にかけて晴天に恵まれるようだ.時は収穫の秋、食欲の秋.何の災害も起きず幸せな時間を過ごせるようになればと思う.