救助 余震

 晴れ、気温はマイナス7度。まだ夜明け前で空には三日月が輝いている。

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 西高東低の気圧配置になり、日本海側は雪となる予定。震災のあった能登半島周辺は雪あるいは雨となる模様。多くの人が救助活動に従事している状況でこの天候は余計な心配を増やすことになりそうである。

能登地震 124時間ぶりに女性救出 - Yahoo!ニュース

 元旦の地震発生からすでに長い時間が経っているが救助される方がいるわけで人間の生命力のすごさを感じる。こういった大災害では、そういった偶然が重なった事例があるわけで、できるならすべての人が救われてほしいと思う。

 

 地震から7日経つわけで現地からの情報が増えている。少し気になるのはこの情報をもたらす取材陣の行動である。東日本大震災の際、多くの報道陣が入り、中には不謹慎なグループが顰蹙をかった。日本の多くの人に現状を伝え支援を求めるきっかけになることは大切だが、被害にあわれた方々がこれ以上傷つけられる必要はない。度々被災者にインタビューした映像が流れるが、その画面から伝わるのはなぜ自分がこんな目に合うのかという理不尽さと、その言葉をテレビカメラの前で吐露しなければならないかという憤りである。マスコミの役割は当然あり、そういった取材が無ければ情報は伝わらないわけで、その情報を伝える側という有無を言わせない関係性が画面から伝わってくる。

 目の前で家族を失った男性にインタビューをしている画面を見るにつけ、きっとこの人は同じ内容を色々な取材陣から繰り返しされており、その都度心にトラウマを産み付けられているのだろうと思うと画面から目をそらしてしまうことになる。残酷なことである。

 

石川県穴水町で明け方に震度5強、福井県は震度3 1月6日午前5時26分 | 社会 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE

 まだ現地では余震が続いている。どうしてもこういった大地震の後は余震はあるため注意が必要だ。災害にあわれた人たちを救いに行った人たちが災害にあってしまうのは本末転倒である。無事に救助に当たられることを祈りたい。