カイロス TikTok 日本の行方

 晴れ、気温はマイナス6度。

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 北海道は西高東低の気圧配置になるが、等圧線は緩やかであるので猛吹雪とはならない。また日中は気温も上昇し春を感じることができるようだ。

 

カイロス打ち上げ失敗、スペースワンに出資するキヤノン電子の株価急落 : 読売新聞

 昨日打ち上げが実施された民間ロケットのカイロスであるが、残念ながら打ち上げ後すぐ自爆処置がとられたようだ。その辺りの詳細は公表されてはいない。

 成功すればJAXAと打ち上げを競い合う形となったのだが残念である。スペースワン社も今後の打ち上げは行うと語っているので応援するしかない。

 

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 すでに世界的なアプリとなったTikTokであるが、今でも中国の企業が運営しているところから、今後のネットでの中国アプリの隆盛の可能性が出てきたため圧力を掛ける形になっている。安全保障を大きな建前としているが、この流れは、昔、日本製の「Tron」が政策的に圧力を受けたときの記憶が蘇る。

 インターネットの世界は、GAFAと呼ばれるアメリカ企業に支配されているといっても過言ではない。それを陰で支えているのはアメリカ政府でもある。その利権のおこぼれを他の国の企業が得ている格好である。そういった流れが今後変わっていくのか日本は見守るしかないのが残念である。

 

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 今日本の大企業は春闘で続々と賃上げ回答を行っている。ある意味、バブル期に突入したようである。その原資は、今まで蓄えてきた内部留保だと思う。

 本当に企業が成長して富を分配するのではなく今までの蓄えを吐き出している状態ならこの先の成長は無い。竹中氏が語る様に社員を引き留めるために給与を上げるのではなく、企業の収益を上げる見返りに給与を上げるというのが今後の日本の行方を決めることになるだろう。

 過去を振り返るのではないが、高度経済成長期の日本は、モーレツという言葉が常識であったように働いていた。当然物を世界に売りまくるため海外へ行くことに躊躇しなかった。そしてGDP2位まで上り詰めた。今はその先人の蓄えたものを消費しているに過ぎない。

 その後の日本で世界をあっと言わせるものが作れただろうか?考えるに何も作り出していないことに気付く。そういった状態を望んだのは日本国民である。そういった状況にあるのに自分たちの子供たちを甘やかして来たのではないかと思う。

 ゆとり教育は今は軌道修正されたが、子供たちにゆとりを与えることで自分たちで考えることを育てようとしたのだが、その考える力を別なところで悪用する人間が増えてしまった。その一つは、誰かが一生懸命稼いだ金を横からかすめとる方法である。

 楽して儲けることが人生の美徳であると思うような若者が増えてしまった気がする。昔は、モーレツに働くことで富を得ようとしていたのだが、それを恥ずかしいこととして批判を繰り広げたのはテレビなどの媒体である。一生懸命働く人が格好悪い、楽して生きる人間の方が格好良いとしたのはマスコミでもある。

 この先、日本が没落していくのを是とするなら今の日本人の考え方も許容されるだろうが、このまま埋もれたくないと頑張る人の足を引っ張ることだけはして欲しくないと思うのである。