J1リーグ 第20節 vsFC東京 0-1

 晴れ、気温は18度。

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 北海道は高気圧に覆われており青空が広がっている。その高気圧が東に抜けると北の低気圧の勢力が強くなり北海道には雲が広がりにわか雨が降る可能性がある。

 

 昨日は、味スタでFC東京との試合があった。

 

 GK 菅野

 DF 高野 岡村 中村

 MF 田中宏武 馬場 駒井 菅

 MF 長谷川 田中克幸

 FW 鈴木

 

 この試合に名前が無いのが荒野選手と近藤選手。近藤選手は体調不良ということなので仕方がないがキャプテン荒野選手の欠場の情報がない。前節には選手登場時の様子を映した映像に映っていたのでケガではなさそうである。そして絶好調の近藤選手はこのところ連続出場が続いていたので疲れもあるのかもしれない。そしてその代わりに高尾選手と田中宏武選手、田中克幸選手、長谷川選手がスタメンとなった。

 相手のFC東京も試合が集中しているこの時期明らかに若手主体の選手を先発させてきたので今のjコンサドーレの状況だとワンチャンスある可能性がある。

 コンサドーレの選手の若手として正念場を迎えているのが中村選手と田中宏武選手の2人と思っている。年齢もそろそろ中堅という位置に差し掛かり中村選手などは去年から一段と成長すると見られていたのが今年は守備に不安定さが見られちょっと期待外れになっている。更に田中宏武選手はルヴァンカップ天皇杯のスタメン出場で徐々にメンバー入りするようになり活躍が期待されている。そしてこの試合の出来ということになるのだが、中村選手は時折攻撃に加わり良い動きを見せるのだが、この日はパス精度が今ひとつ折角のサイドチェンジが決まらないため相手に反撃を許す形となる。あのサイドチェンジからコンサドーレの選手に攻撃のスイッチが入り全員が前向きになる。それがパスミスから反撃を受けると守備の切り替えにあたふたしてしまう。

 もう一人の田中宏武選手であるが、残念ながら今ひとつ攻撃に見せるポイントがない。その一つはボールを持って相手が待ち構えていると辞めてしまうことである。それは監督の指示なのかもしれないが、相手と駆け引きしてサイドを駆け抜けなければウイングとして魅力は無い。駆け引きからサイドをえぐってあげるセンタリングも今日は不正確でチャンスに結びつく形が作れないのは致命的である。ゴールライン際までえぐりこむのではなく相手が待ち構えていると中に入るプレーが多い。シュートを打つのなら問題ないのだがそこからパスを後ろに戻すのでは意味はない。その辺りはレギュラーの壁で、もしこれでレギュラーに食い込めなければ後半から外国人選手を補強するといわれているのでベンチ外になる可能性は大きい。一試合一試合に力を発揮しなければ来年は無い。そして付け加えることになるリーグ初先発の田中克幸選手、視野は広いといわれていたがその視野の広さはJ1では限定的で魅力的なパスの数が少ない。大学時代ファンタジスタといわれたボールさばきができないのはプレーレベルが上がったからかもしれないが、レギュラーを取るには試合に何本かの決定機につながるパスを出さなければ控えに回るしかない。この試合は決定的なパスは長谷川選手に出したパス一本だった。

 レギュラー格の選手達が軒並みケガで欠場する中、その座を危うくできるチャンスが若手に回ってきている状況である。ここで実力を発揮できればレギュラーに定着できるとともに活躍如何では海外移籍も十分に考えられる。そんなチャンスサッカー人生で何度も来ることはないはずで若手には奮起して欲しい。そしてケガから戻った選手と実力で定位置争いすることを目指してほしい。

 

 試合の決着は相手のミスパスから中に飛び込まれて合わされた得点で試合が決まってしまった。あのシュートも普通は中々決まらない狙って打てるシュートではない。それが決まる辺り連敗しているチームの定めの様な感じである。

 前半の菅選手のシュートのどちらが決まっていればと思うが、相手の前半のシュートをはじいた選手の頑張りが後半も持続していたならと思う。相手の選手交代で重心が下がりマークがズレてしまったのが痛かった。

 

 最後に鈴木選手、ポストプレーは上手くなってきたように思う。しかし、そこからFWとして点とるという部分で体の切れが失われていることをまざまざと見せてくれた。もしこれがベストのパフォーマンスといならハッキリ言って厳しい状態である。コンサドーレがJ1に残留するにはとてもじゃないがFWが鈴木選手一人では無理だろうし、期待の大森選手はいまだに自分のポジションを探している状態である。厳しいことを言えば何を見て何を練習しているのか分からない。自分がどういう動きをしてどこにボールを出してほしいのかチームの中で表現しているのだろうか?それが心配だ。

 

 J1のチームと試合してJFLのチームがジャイアントキリングすることがある。その点で言えばどんなに弱くとも上手く嵌れば勝利をつかめるはず。その上手く嵌ればという試合が2試合続いている。本当にこのままの状態ではJ2降格は時間の問題である。この責任はチームを作る社長兼GMの責任である。しかし、まだ降格が決まったというわけではない。最後まで悪あがきしてJ2降格時には責任を取ってもらいたい。