ルヴァンカップ 第3節 vs京都 4-1

 晴れ、気温は8度.良い天気である.

 

 昨日はドームでルヴァンカップの試合が行われた.新型コロナウイルス感染者が出たことで延期されて平日の夜となった試合は、ドーム周辺に住んでいなければ中々いけないと思う.何故なら試合終了が午後9時以降でその後帰宅することを考えるとちょっとおっくうになる.コロナ過でもあり自粛の心は中々前向きにならない.なのでスカパーで見ることにした.

 

 この試合コンサドーレは予想通り若手を起用した.その中で休ませるレギューラークラスと休ませず出場させる選手を上手く使いながらということになる.その出場したレギュラークラスは、駒井選手、ルーカス選手、高嶺選手、田中駿太選手、菅選手であった.後は、シャビエル選手、青木選手の半レギュラークラスと若手の選手の中から選ばれて出場した感じである.

 

 若手選手は、ここで活躍することでJ1のベンチ入りやレギュラー陣に食い込むことが目的になるのでそういう意味で競争社会となっている.そこで調子の良さで選ばれたと思われる、中村選手、岡村選手、中島選手が出場し、ボランチに西選手が入った.

 

 試合は、京都の高い位置からのハイプレスにコンサドーレのボールのつなぎが上手く行かず最終ラインからのロングフィードが中心となった攻めが続く.開始早々に空いてFWのヘディングはゴールに入ったと思ったが、横をすり抜けていったのは肝を冷やされた.相変わらず相手をゴール前で捕まえることができずちょっと不安な立ち上がりだった.

 

 その京都も徐々に疲れなのか先週のルヴァンカップの時よりもそのプレスが持続しなくなっていた.あの試合で活躍した若手選手などの動きは同じ選手かと思うほどでさすがに調子の波を持続するのは大変なのだろう.

 

 相手の足が止まり始めた頃からコンサドーレのパスが繋がり始め前半の前半よりはチャンスを作り始めたのだが、相手キーパーの好守も有り決定機を決めきれず前半を終了する.

 

 後半開始後も京都のプレスは初めだけで至近距離での一歩が緩い.なので、コンサドーレのパスが繋がり始め相手ゴール前で連続したパス交換からシャビエル選手のボレーシュートが決まる.この試合まで上手くシュートを打てず名古屋時代の輝きは消えてしまったと思っていたところの手のひら返しで有った.これであの頃と同じような活躍を見せてくれるなら本当に楽しみ.

 

 と喜んでいたところ交替で入ってきた相手の大前選手に綺麗にシュートを決められる.大谷選手も指先で触っていたが弾くことはできなかった.あっという間の同点で、あの瞬間、一点を取ったことで選手たちの集中心が途切れているように感じた.更に跳ね返すボールが悉く相手に渡つたのはツキも無かった.

 

 そしてその後、中島選手のゴールショーが始まる.それまでは相手DFの守備に苦しみ満足なポストプレーが出来なかったが、きれいなボールさえ飛んでくればヘディングだけはJリーグ屈指の能力を示してくれる.

 この日のツーゴールは、一つ目は菅選手、2つ目はルーカス選手のセンタリングを相手のDFを凌駕する位置取りとジャンプ力を示し、ヘディングシュートを決めてくれた.相手DFの動きを上手くいなしながらのシュートまでは本当に見事であった.もう少しレベルの高いDFとの駆け引きで相手を凌ぐようになれば日本代表の芽も出てくるような勢いである.

 シャビエル選手、中島選手、シャビエル選手、中島選手と得点を重ねたのは喜ばしいところ.

 

 その後も、上手く相手をいなしながら相手陣内にボールを運びシュートまで持ち込む.そしてそのまま試合終了を迎える.

 

 リーグ戦の今季ドーム初勝利は無いが、この試合で今季ドーム初勝利となったことは喜ばしいことである.次もルヴァンカップの柏戦だが、勝利の勢いを持続して欲しいところである.

 

 この試合、中村選手は一皮むけた活躍をしてくれた.レギュラー格の福森選手もその位置を脅かされそうな選手が出てきたことは喜ばしいことである.