昨日行われたJ1リーグ第29節、ドームに試合を見に行く。
川崎との試合はアウエーの時も見に行ったのだが、その時は、新外国人のゴミスに3失点を食らい完封負けしてしまった。その川崎をホームに迎える札幌はリーグ戦では鳥栖、磐田に連勝し残留争いには負けられない試合になっている。ある意味一つも負けられないトーナメント戦を戦っているようなものである。
相手の川崎はリーグ戦苦しんでおり今のところ下位グループに位置しているので勝ち点３で上位グループに食い込みたいと思っているだろうし、今までの対戦成績からすればコンサドーレを圧倒しているわけである程度勝ち点を計算しているところもあったのではないだろうか。その雰囲気はドームに詰めかけた川崎サポーターの数が物語っているように思える。
コンサドーレの先発は、
GK 菅野
DF 高尾 岡村 パク
MF 近藤 大崎 青木 菅
MF 駒井
FW 鈴木 スパチョーク
コンサドーレの並びは流動的でワントップ、ツートップその時々で流動的に変わる。
前半、後半の大半の主導権を握っていたのは川崎だった。その隙間をコンサドーレが縫うという形で攻め込む。川崎に得点を許さなかったのは、選手たちの最後までの頑張りとGK菅野選手の読みの鋭さだと思う。菅野選手は40歳を過ぎ運動能力で言えばそろそろ厳しくなってくる年齢である。それをカバーしているのは相手の動きを先読みする能力なのだろう。後、スリーバックの左に補強したパクミンギュ選手の安定感だろう。コンサドーレの弱点だったこの位置は失点の呼び水だった。ここを安定できたのは良い補強だった。
後半の流れを変えたのは、選手交代のタイミングであった。荒野、宮澤、中村選手を投入したところで相手の足が徐々に止まり始めていたところを上手くついた感じである。
先制点は高尾選手が相手選手の間をドリブルで進みラストパスを青木選手が右ゴール隅に決める。そして川崎は切り札であった小林選手を投入するが、コンサドーレの勢いを止めることはできなかった。その後すぐ今度は青木選手の上げたセンタリングを鈴木選手がヘディングで2点目を決める。
これで試合は決まったのだが、その後もコンサドーレは追加点を取りに前に圧力を掛けられたのが相手を完封できた要因である。
最後は川崎の攻めも迫力を欠き3連勝を果たす。これで鳥栖を抜き最下位を脱出することができた。残留を争う当面の目標である湘南との勝ち点差は７とすることができた。
しかし、残り試合は９．一つでも負けてしまえば一気に残留への向けてのパワーがしぼんでしまう。この後は、けが人を出さず戦って欲しいものである。
