開幕スタメン予想

 湿り雪、気温は0度。昨日の夕方ころから雪に成り10cm位積もっただろうか、それでも融けるスピードも速く道路に残ったのは半分ほどである。なごり雪ということだろう。

 昨日は、札幌駅に行くと大勢の人でごった返していた。中には花束を持っている人もいたので卒業式らしきものが行われていたようだ。賑わいは、この年になると苦手な場所に成る。でもコンサドーレの試合の時もなるべくならそっと見てみたい方で、徐々に地蔵のようになっている。

 昨日は、コンサドーレ札幌の最後の練習試合を行ったようで、お互い調整の秘密を明かすことなく、札幌が都倉選手と前田選手がゴールを上げたことをHPに載せている。

 たしか、45分4本という事なので2試合分弱の練習試合をしたという事なのだが、相手が思いのほか強かったのかそれとも札幌の攻撃陣がそれ程出来上がっていないのか判らないが開幕試合が心配になってきた。

 

 本当に若手中堅の底上げが無ければこの長いシーズンを戦い抜けるとは思わない。それにはやはり札幌的な何かが必要なのだろう。

 ここ最近は、前線からの守備からのショートカウンタープラス全員攻撃というのが一つのブームとなっている。一昔前のパス回しだと相手が全員でゴール前を固めると中々得点が取れず逆にカウンターの餌食に成りやすい所がある。

 バルセロナのような得点を取れる絶対的エースとサブ的な点取り屋が複数いればその守備網をこじ開けやすいが、それでもカウンター一発で試合を失うことも有る。

 そういった絶対的な点取り屋が居ないチームにとって相手にゴール前を固められ得点を取るのは至難の業で、そのパス回しさえパススピードが緩く、パスミスが多いとなれば、相手の前線からの守備から逆にカウンターの餌食に成る。それ故、パスサッカーと言いながら、徐々にラインは下がり、最終ラインがゴール前を固めるため前線との距離が間延びする試合が多かった。

 もし、札幌が目指すものがパスサッカーなら、選手にそういったパス精度が高い選手を主体にチームを作り上げるしかない。しかし、それが出来ない中途半端さからここ数年停滞しているというのは真実だろう。

 では、今年の札幌の目指すJ2の戦い方はどうなのだろう。去年終盤の戦い方を見ると、攻撃時全員が上がるというのではなく、相手のカウンターを意識し、守備の選手を残しながら責めるという基本は変わらないのではないと思う。

 本来なら絶対的なディフェンダーが数名いてゴール前を固めるなら良いのだが、残念ながらその部分の選手の能力がJ2レベルである。その引き上げは難しいだろう。

 そこで考えられるのが、日本代表のアギーレ氏が行っていた3バックで前に一人ボランチを置き、サイドのDFが一人上がれば、残り2人のDFとボランチがゴール前を守る変則的な3バックという事だろう。

 そのDFに河合、パウロン、櫛引、福森の内3人が入り、ボランチに二ウドという布陣で無いかと思う。ここでやはり必ずいて欲しいのは長身のパウロン選手だと思う。やはり残りの選手の高さが足りないのが怖い。また河合選手は、脚に故障を抱えているためここ最近フル出場あるいは連戦は厳しいと思われるので、その辺りのバランスが難しい。

 そして、もう一人のボランチに上里、稲本選手の内どちらかだろう。二ウド選手が外れる場合も考えられるが、守備的バランスを取るのなら二ウド選手のような気がする。この辺り相手チームのスカウティング如何によって変わる。

 そしてMFには誰という事に成るし、FWは誰という事に成るのだが、ここ最近の練習試合の様子では、FWの一角は都倉選手が当確だろう。残りのFWに内村選手かナザリト選手なのだが、コンビネーションがまだまだなようだ。

 

 もしかすると、FW都倉選手にMF4人という組み合わせもありだと思う。そこに入って来るのが、小野選手が怪我した今、中原、荒野、前田、石井、宮澤、前選手らの内調子の良い4人と思う。それ以外の選手の誰が加わっても可笑しくは無い。

 ただキャンプ中に主力の怪我が有り選手全員の体調が万全では無い中で、果たしてどれだけスタートダッシュに成功するかが鍵なのは間違いない。今日の雪で、札幌の練習場が万全では無くなったので、仕上げのタイミングが難しい。あと一週間に迫ったここ数日でどのようなチーム作りをしてくるか、開幕が楽しみである。

 以上、ネットで集めた情報から想像してみただけで、実際試合を見ていない者の勝手な文章という事をご了解いただきたい。