爆弾低気圧

 曇り、気温はマイナス1度.今日は風もなく穏やかな日になりそうである.

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 ISSに滞在する宇宙飛行士の野口さんが驚くような低気圧だったらしい.

 北海道の地形は、褶曲と呼ばれる形になっており山脈が北から南へ連なりしわが寄った状態になっている.

 昨日の風は、西風だったため当然この南北の衝立が西風を防ぎこの衝立の東側の地域は比較的風速は低くなった.その代わり山脈の西側の地域は遮るものが無く強風が吹き荒れた格好となった.また、その風よけの山脈に当たった後、微妙に風向きは変化し、ところにより強い風が吹き荒れる局地的な地域も発生する.それが昨日の北海道の天候だった.

 もう少し南寄りに進路を通っていれば北風が吹き荒れもっと被害が大きかったかもしれない.そういう意味で住んでいる地域での格差は大きいものだったと思われる.

 この低気圧も徐々に東に進路を取りその影響も薄まってくる.その代わり寒気は北海道上空に送り込まれる格好になっているため数日は寒い日が続くだろう.

 

 こういった天気は、異常気象の一つの表れと思ってしまうが、実際のところこの現象が頻繁に継続して起きなければ異常にはならないらしい.これからどの程度の頻度で起きるかではある.

 今回の低気圧は中心気圧が946hPaと強烈な台風並みになっていた.しかし、その強烈な低気圧も冬のアリューシャン列島付近では頻繁に発生しているものである.それが偶々樺太宗谷岬の間にできたということもできる.これが毎年、北海度付近で発生するようになると異常気象となり気候変動といえるだろう.

 別にそうなることを期待しているわけではないが、徐々にこういった現象になれてしまい.異常が異常と思わない世界に近付きつつあるのではないかと思う.そういう気持ちを持たないためにも地球温暖化防止に向けた対策が必要になるのだろう.

 

 

大地震への備え

 曇り、気温はマイナス5度.少し風が吹いているので体感的にはもっと低く感じる.昨日は猛吹雪に警戒だったが幸いにも殆ど荒れることは無かった.これも西寄の風で平地に吹き込まなかったからである.これが北寄りに変わると吹雪或いは大雪になるところだった.

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 太平洋の丁度マントルが下降する場所での地震が続いている.偶然ということもあるのだが、連鎖的に起きているとしたら不安な状況である.

 東日本大震災地震が数百年に一度の地震なら、当分は落ち着いていられるのだが、こういった地震が立て続けに起きることが予想されるならより一層の心構えが必要である.

 日本では、大地震を予想しながらも高層ビル、高架橋、超巨大つり橋とあたかも地震などの被害を想定していないような建築物が増えている.

 構造設計的には震度7にも耐えられる構造になってはいるのだろうが、そういった建物が増えることで大きな被害があった場合修復に年月が必要になったり修復不能に陥る可能性も無きにしも非ずである.

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 13日に起きた地震東日本大震災の余震と発表されていたが、ある範囲内で起きた地震は全て余震とする規定があったようだ.今回の地震震源の深さも異なるため余震と表現するのは不適切ではないかと思っていたので、その心のモヤモヤが少し晴れた気がする.

 何となく余震と表現するとこれから起きると考えられる大地震が無いかのように思われる.今回の地震も東日本級の規模であったなら別な名前が付くだろうから余震という表現は好ましくない.

 当然来ると思って準備しなければならない大地震.しかし、来ない方が良いのは当然のことである.平穏な日々が何時までも続くように願いたい.

 

国産ワクチンはまだ?

 小雨、気温は1度.今日は全道的に低気圧の影響で猛吹雪に見舞われる.今の時間帯は、大嵐を予想するような状況ではないがこれから風が強まるとのことである.

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 医療従事者の先陣を切って17日からワクチン接種が始まる.今回のワクチンはファイザー社製のもので2回接種が必要である.全国民の半数以上が打つと考えても1億2千万回の接種行為が必要となる大規模なものである.

 ここで一つ心配なのは、ワクチン接種が今後の変異した物には聞かない恐れがあるとの報道である.これは当初から予想されていたことでもあり、最終的にインフルエンザウイルスと同じような過程をたどることになり、毎年のワクチン接種が必要になる可能性が高い.

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 そしてもう一つ大きな課題となったのは、日本国内の製薬会社の開発力への疑問である.当初国産のワクチン開発に名乗りを上げた製薬会社も複数あったが、その結果は何も現在のところない.本来なら国内で大流行した際に間に合っていればと思うが、小規模なもので終わっている.昨年大々的にニュースになり先行開発が話題となっていたアンジェス臨床試験も昨年6月に実施されて以降、国内での大規模な試験はこれからということである.

 既に国内では新型コロナウイルスに罹患する人数は減少傾向にあり、国内での試験は徐々に難しくなっている時でもあり、今後の進展が気になるところである.

 しかし、今後の再流行に備え国ワクチンの開発能力の維持は国にとって必須事項で、新たな未知のウイルスが世界的に大流行した際に、またワクチン争奪戦争が起きる可能性がある.それを予想して行動を起こす必要があるのは間違いない.

 

 

 

悪質なデマというけれど

 雨、気温は2度.雪解けが進みそうである.しかし、今日の夜から明日に掛けて大雪になるところもありそうで安心はできない.

 

 先週末の土日は、暖かくなり至る所で雪割が始まった.あの気持ちは判らないでもない.何か大工仕事をしているような音が朝早くから聞こえてくる.雪解け水が道路にたまり水溜まりになると歩きにくいので排水溝に向けて通路を作る作業である.それは許されると思うのだが、わざわざ家の前に積もった雪を交通量の多い道路に投げるのはやめてもらいたいと思う.自分の家は綺麗になるだろうが、道路は雪が融けて泥水になってしまう.

 こういった作業が始まるのもそろそろ冬が終わりに近付いた風物詩ということである.早く雪どけが進み、外で庭仕事なりをしたいという欲求の表れでもある.

 

 その週末であるが、福島沖を震源とする大きな地震があった.北海道でもその揺れが伝わる程度であり、最初は、北海道のどこかで地震があったのかと思ったが、ネットを見ると東北で地震があったと直ぐに上がっていた.昔は、NHKテレビをつけて地震の規模を確認したものだが、時代は変わったと自分でも思う行動だった.

 揺れが大きかったところは震度6強だったが、津波などは無く大災害とはならなかったのは幸いだった.それでもがけ崩れや新幹線、高速道路などに被害があった.

 この地震は、東日本大震災の余震と報道されているが、レベル的には余震というようなものではない.常に地殻は動いているわけで地震地震だと思う.余震という言葉で人々を安心させる効果があるのかもしれないが、何となく違うと思う.

 今回のコロナ禍の折、地震という大災害に見舞われれば更なる経済恐慌が起こりかねない.それを考えると足元がすくむ感じがする.

地震でまたも飛び交ったデマや差別発言 桁違いの拡散、どう対処? - 毎日新聞

 その中で毎日新聞が気になる記事を書いている.地震後すぐにSNS上にデマが拡散されたというニュースである.実際のところ自分がSNSに接している間、そういったデマが拡散されていた印象は無い.例えばTwitterなどでは情報はハッシュタグで拡散されるものだから、そういった恐ろしいほど拡散されるようなデマに接することは、自分が検索しない限り出てはこないものである.記事の中では、関東大震災の時のようなデマが異常なスピードで拡散していたと報じているが、本当にそういったデマが拡散されていたという事実を記事中に証拠として提示するべきだと思う.

 実際のところこの記事は、災害が起きたときに発信しようと予め蓄えられていたものではないかと疑ってしまう.更新の記録は、2021年2月14日21時17分となっているので、およそ一日たってからの記事であり、少し手回しが良すぎる気がする.フェイクニュースをフェイクと断定するならその証拠を示さなければこの記事がフェイクニュースとなる気がする.実際、この記事がリツーイトされて拡散されているのだから質が悪い.そうでない事実があたかもあったような事実になってしまう.こういった記事は、デマを止めさせる効果は殆ど無いと思う.あるのは、災害時にこういった日本人が多くいるという嘘か本当か判らない事実をあたかも事実として作り上げることである.

 何度も繰り返すが、やはりそういった事実があったということを毎日新聞は証拠と共に改めて記事にすべきだと思う.

 

口は禍の元

 曇り、気温はマイナス4度.寒さも和らいできた感がある.日中はプラス気温になるようなので、寒さと暖かさの鬩ぎあいがこれから続くことになる.どちらかが優勢になればその日の気温が決まる.

 

 前回も書いたが、東京オリンピック組織委員会の森会長が辞任する方向になるようだ.IOCも最初不問にする意向だったようだが、お膝元の日本からの情報発信が全世界に駆け巡ったことによる非難が多くなったことから、手のひらを返したというところだろう.

 森さんから川淵さんというニュースが流れた途端、今度は川淵さんへの非難が始まった.これはTwitterでの反応なのだが、そういった投稿を見る必要が無いのだが、怖いもの見たさでつい見てしまう.

 しかし、今回の騒動で思うのは、何かを破壊しようとす力である.その圧力は誰かが火を付け誰かが油を注ぎそれを盛大に炎上させる.その火に油を注ぐ役割をマスコミが行っているということである.

 その油の注ぎ方は、今の出来事ではなく過去の出来事までほじくり出し、人格批判を行うような記事を次々と出してくることである.それに乗っかりテレビ局も喚きたてる.彼らにとって傷つける対象は、限られている.まさしく身近な利害関係者は叩かない.更に外国については政治問題になるため余程の事が無い限り叩かない.そういった不文律がある.そこには厳然としたルールが存在する.たまにそれに逆らって立ち向かうこともあるがあっという間にしりすぼみになる.香港問題がまさしくその事実である.

 彼らにとっての唯一のルールは、注目を集めることである.どんな些細なことでも火の手が上がれば取りあえず記事にして様子を見、注目を集めているのならそれに燃料を注ぐ、燃え広がればもう広がるほどそれに関するニュースを流せばしばらくは安泰だからである.

 だから、ニュースの火消しをするのなら、圧力団体があればそれを使う.スポンサー関係者がいればその圧力を使う.或いは抗議活動をするなどの実働部隊がいれば、常に抗議活動を行っており、日ごろから扱いにくい相手だと思わせておくのも効果的である.或いは、外国なら常に抗議をされる存在には弱い.政治的な色を付けられるのをマスコミは嫌う.中立中正なのがマスコミの使命とうたっているために完全に色がついてしまえばそちら方面でしか需要が無くなるため色を付けられるを嫌う.

 政治的な圧力は、使いどころを間違えれば彼らに反撃の手段を与えてしまうために慎重に扱う必要がある.まさしく半沢的反抗にあう.

 

 SNSがこれだけ世の中に広まると、マスコミ以外にSNSからの発信にも気を付ける必要が出てきた.これをあからさまに利用しようとする勢力が存在する.SNSだけにどこを抑えれば良いか不明で圧力の掛けようがない.ただ、SNSで何かを争点化しようと行動するグループは決まっているため徐々にそういった仕掛人の存在が垣間見えるようになり、SNS界隈からうさん臭い存在だと見透かされるようになってくる.その辺りの裏で蠢く存在があると支持は広まらなくなる.

 森さんの場合、過去の失言がほじくり出され、女性差別者だとのレッテルを貼られたのが敗因だろう.本人はそう自覚していなくともそういった発言が過去に有った事実が今回もそうだと思われてしまった.口は災いの元という言葉があるように権力を持てば持つほど衆目を集めるもので、その言葉を見聞きする機会が増えてくるという自覚が必要だった.

理想と現実

 曇り、気温はマイナス6度.今までが非常に寒い日が続いたのでこれくらいなら平気になってきた.順応してきたということだろう.しかし、この寒さももう少しで終わりになるのだから季節の変わり方は不思議なものである.

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 ミャンマーの反政府デモは、激しさを増しているようだ.この光景は一時の香港の姿に似ている.香港の場合中国の圧力に圧倒され今ではそういったデモが無かったかのようになってしまっている.当然国際社会の圧力も必要なのだが、国際社会は、自国のコロナ過により批判の矛先は鈍り、中国に圧力を掛けられない状態になっている.国際社会が圧力を加えたとして今の状況とどれだけ違うか不明だが、少なくとも中国に対する非難の声は大きかっただろう.

 そしてミャンマーだが、国軍がクーデターを起こした後、不正選挙が行われたと主張しているが、その理由としては余りにも杜撰で有り国民の納得する所ではないところが支持を得られていない理由なのだろう.更に言えば、民主化後いったん平和な状況を国民は享受し、戦争が無くなったことにより軍隊の必要性を感じなくなったのだと思う.そういった国民の感情の変化に今回のクーデターを起こした軍部に危機感があったのだと思う.

 繰り返すがこのコロナ過で世界の国々の平和に対する圧力は低い.ネット上でミャンマーの軍部を非難する声は少ない.却って森さんへの非難は驚くほど多い.森さんへの非難と同じくらいの量を香港やミャンマーに向けて行うべきだと思うが、そこらあたりのものは忖度があるのだろうと思う.

 あれだけ菅首相に対して文句を言うのに、立件の議員は、中国などに大きな非難の声を上げないのは何故と思う.そういうと自民党を含め日本の国会議員の大半が声を上げようとしない.その辺りも忖度なのだろうなと思いながら見ている.何時になったら日本は変わるのだろうと思うが、既にそういった声を張り上げる立場にいないのだから仕方がない.

 いくら虚勢を張ってもその力が無ければ他の国々に受け止められることはない.日本が声高に非難しても負け犬の遠吠えと思われてはいかんともしがたい.

 理想は理想で、現実は目の前にあるのだということを気付かされてしまう.

 

贋作騒動

 晴れ、気温はマイナス15度.放射冷却の影響で極端に気温が下がっている.

 

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 残念なニュースである.たちが悪いのは、贋作が本物そっくりで作られているためサインでしか真贋を確かめられないことである.本物と思って購入した人たちは、贋作と知った時どれほど落胆するであろう.

 

 両者とも日本画界の巨匠である.そして相当数の作品を残しこの世に在命しない人でもある.時折北海道でも道立近代美実館などで展覧会が開かれているのでそういった時は必ず見に行くようにしている.その絵を見ていると落ち着いた心境になることが共通している.

 

 絵画界では、贋作はつきものである.有名作家の贋作は相当数あるだろう.更にその技法をまねた模写というものもあり、有名な絵を真似て描くというのも画家の訓練のようなもので、それが模写ではなく有名画家本人として世に出る場合もある.新しく発見される有名画家の作品の中にも相当数そういった贋作が混じっていると言われている.