晴れ、気温は4度。
今日は、立冬である。本来の冬はやはり12月に入ってからという事なので、一月ほど感覚的には早い。
そのずれは、旧暦と新暦という違いにあるのだが、それぞれの由来である太陽を回る時間と、月の満ち欠けによる時間の決め方の様では無い。
今の暦が1年365日で運用され、月の満ち欠けの周期がおよそ29.53日となるので特に大きくずれる要因では無い。何故大きくずれるのかと言えば、旧暦における一年の始まりが、雨水が始まる月を1月としており、その直前の新月の日が1月1日になるということらしい。そして新暦の一月が、昼と夜が同じになる日である春分の日を3月21日と定め、その79日前(閏年は80日)を1月1日に定めたらしい。(Wikipediaを参考)
そのため旧暦の1月1日は、新暦の1月19日から2月20日のどこかの日になるため(この期間があるのも新月が再び現れるのに月周期分掛かるからである)約一月ほどの差が出てしまうからである。
良くニュースで、中国の春慶節とか日本でいえば旧正月の行事が報道されるが、毎年違う日に行われていることに成る。そのさが旧暦の季節感と今の暦の季節感が狂う理由である。
ただし、昼と夜の長さが同じになる春分の日は、旧暦、新暦とも同じ基準を用いていることに成る。確かに、この日を基準とする理由は判るような気がする。後は、秋分の日が基準となるだろうが、春が来る春分の日を一年の基準とした方が一年の始まりの感じがするのは古代の人も同じだったのだろう。
話てきには、立冬が何故今日なのかということの説明だったのだが、本当に冬が始まったのを感じるのはおおよそ一月先という事に成る。
それでも、この言葉を聞くと、冬支度のような冬の備えをしなければならないと感じさせる。