晴れ、気温はマイナス15度。冷え込んでいる。
引用 北海道新聞(http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/587249.html)
昨年10月、シリアに向かったまま連絡が取れなくなっているフリージャーナリスト後藤健二さん(47)が、過激派「イスラム国」に拘束されたとされる知人の湯川遥菜さん(42)を捜すため、イスラム国支配地域に行くと話していたことが20日分かった。直前まで行動を共にしていたシリア人ガイドの男性(33)が共同通信に証言した。
この問題、中東訪問中の安倍首相の行動を見透かした犯行声明だった。更に身代金が2億ドルという事が伝えられているが、その金額の現実では無い数字に犯人たちの思いは何かという気がする。
他の情報では、10億円という話もありこの金額が本当に正しい犯人の要求なのか判らない部分もある。また、映像そのものが加工されたもので、犯人と人質のいる場所を気付かれないように背景処理しているのは明らかで、人質が生きているのかも不明である。
安倍首相は、犯人の要求に屈しないという声明を出しているが、それにより日本人人質が処刑されたり、身代金を払う要求を飲むにしても、国内の世論は2つに分かれるだろう。
どちらにしても、選択は一つだろう。
現在の世論は、危険な地と知ったうえで入国し人質となった部分での同情は薄い部分がある。特に湯川氏は日本国内で軍事顧問会社を設立したうえで中東に向かったという事実は無視できない。
その部分でマスコミは同情的な報道はしていない。その代わり、先に人質に成った湯川氏を探しに行ったという行動から、世論の同情を得られるだろうという見込みから、後藤氏の安否を気遣う報道になっているように感じる。
これも、後々何らかの情報は流れ、その流れた情報如何では手のひら返しが起こる可能性がある。
このニュースは、刺激的で報道する価値はあると思う。どこかの三流芸能人の離婚騒動をニュースで扱うよりまだましだが(このニュースが無ければ永遠とやって行くことに成っただろう)、それでも報道の仕方によるだろうと思う。
ニュースを報じるマスコミは、報道の内容について何の責任を持つこともなく、視聴率という数だけが大事というのは今までの姿勢から変わらないだろう。その視聴率という数字を稼ぐためにより内容がエスカレートし、収拾がつかなくなる事が考えられる。更にその余波が方々に飛び散るのだろう。
今朝のニュースの中でもも、早速人質の家族に対してインターホン越しに取材に訪れた映像を流していた。今、その取材が必要だとしてもそれが何の意味があるというのだろうか?甚だ疑問である。
情報の収拾選択の必要性というのを痛感する。