対 鹿島 1-1(A)

 曇り、気温は14度.

 

 土曜日の昼に行われた試合の感想を書く.この日出張に出ておりDAZNで見たのが家に帰ってからとなってしまった.結果は既にネットで見て知っていたので負けることはないから安心して見てられたが、勝っていればもっと楽しんで見れただろう.

 

 鹿島スタジアムは、両方のゴール裏は満員だったが、試合会場が満員とはなっていなかった.同じ日に日本各地で色々なスポーツが行われ、更に今はラグビーWカップも開かれているのだから、スポーツを見るのが好きな人々は色々なところに分散してしまったのだろう.

 

 試合は、お互いパスミスが目立つ展開となりゴチャゴチャしたものになった.その中で先制したのはコンサドーレの方だった.多くのパスが繋がり最後は、DFの進藤選手がインサイドキックでコースを狙いシュートを決めた.

 その後試合は硬直状態になり、鹿島が攻め込むところをシュート前で止めるコンサドーレという形になった.

 コンサドーレの選手も苦手な鹿島相手から勝ち点3をもぎ取ろうと必死でそれが画面から伝わってくる.

 

 前半は1点リードで終えることができたが、やはり強豪鹿島である.後半開始早々、相手のセルジーニョ選手がドリブルで持ち上がり、何度かコンサドーレの選手が突破を防ぐチャンスがありながら止めきることが出来なくて、最後は技ありのループシュートを決められ同点とされてしまう.

 

 その後、お互い勝ち点3を取るために死力を尽くすが、ロペス選手のシュートがポストに嫌われるなど決定的場面を外してしまい試合終了.1-1のドローとなった.

 

 相手の本境地で勝ち試合をすることを目標としていた選手たちは残念な表情を見せていた.

 

 相手は、2日前に天皇杯を戦って疲れているかと思いきや、ターンオーバーで出てきた選手の力も見劣りせず、2週間休みがあり調整できたコンサドーレの選手たちの挑戦を跳ね返す力があった.

 リーグ戦、カップ戦、ACLを戦っていくにはこの程度の選手層は必要だろう.今のコンサドーレは、そのあたりの戦力に見劣りするが、しかし、今までJ1,J2を行ったり来たりするチームにそれを可能にするほどの余裕が無かったわけである.

 これからもしJ1にいるのが当たり前のチームになるには、やはり戦力の増強は必要だろう.それを怠ってしまうといつの間にかまたJ2暮らしが長くなってしまう可能性がある.

 鹿島との戦いを見ていてその裏にある底力の差を見せられたともいえる.果たして鹿島のように次から次へと若い戦力が加入し、そこから海外へ羽ばたくようなチームになれるだろうか.