Jリーグ 第32節 vs 横浜FM 1-2

 晴れ、気温は0度.快晴のため気温がそんなに低くなっているとはちょっと理解できない.人が持っている感覚と実際の環境が違うことは良くあることでだまし絵みたいなものである.

 

 横浜FMとの土曜日の試合、DAZNで見た.

 試合は前半から相手にプレスを掛け続ける札幌が何度もチャンスを作る.それを決められないのが今の順位にいる理由.それでもCKのチャンスから菅選手が豪快なミドルを突き刺し先制する.これは、中々決まらないシュートなのだが、これが決まって至近距離からのチャナティップ選手のシュートが決まらないのは何故と思ってしまう.その間にもオフサイドになってしまったが青木選手のシュートなど前半に試合を決めてしまわなければならなかった.

 そう考えると、今節けがのため欠場した宮澤選手と前半早々に交代したルーカス選手とチームの戦力が落ちてしまったのは否めない.

 そして前半を終わって気掛かりだったのは、前半終了間際にコンサドーレの選手の足が徐々に止まり始めてきたことであった.後半持たないと思った人は多かったのではないだろうか.

 怪我明けでそれ程練習できなかったチャナティップ選手と福森選手は後半持たないだろうし、その代わりになる選手は殆どいないのが今のコンサドーレである.

 後半開始から徐々にプレスの距離が長くなり相手にプレスが掛らなくなる.相手の横浜FMも選手の足が止まりかけ攻撃に迫力は無かったが、それでも前半から飛ばしていた前田選手の脚力には恐れ入った.前半から全速力で後半もあれだけ走れるのは脅威でしかない.

 そして、横浜FMは交代で先発でもおかしくない選手が入り始め徐々にコンサドーレのプレスラインがセンターライン付近に下がってくる.徐々に1点を守る守備に切り替わってきた.

 そこでコンサドーレは交代カードを切るのだが、守備的選手は柳選手だけでジェイ選手、ドウグラス選手、ミラン選手と前の選手を変えるだけだった.その選手たちが効果的に得点できれば良いのだが、見ていて呼吸が合っていないと判る動きで追加点の期待値が下がる.

 更に選手の強度が下がり始め横浜FMの攻撃が続く、そしてついに相手に同点とされ瞬く間に追加点を入れられ逆転されてしまう.見ていて動けないのがまるわかりで負けるべくして負けてしまった.何時もなら神がかり的守備を見せる菅野選手がいたのだが今日は止められなかった.

 中断期間が長く、練習はしているのだろうが、外国籍選手は全くもって連携が取れていない.これで来季良くなるのなら良いのだが何も見えなかった.それは残念なことであった.

 

 次節は、ドームで福岡戦だが是非とも勝ち試合を見せて欲しい.