冷静な行動をしてください

 晴れ、気温は6度.風は冷たいがこれから気温は上がりそうである.

 

 緊急事態宣言が出て初めて迎える週末であるが、多くの人は外出を控えてくれるだろうか?北海道は、天気が良さそうなので外に出かける人は増えそうな予感がする.

 人のいなさそうな所へ出かけるのは良いが、そういった考えの人が多いと大勢の人がかえって集まり残念なことになってしまう可能性がある.

 高速の休憩所や道の駅などは意外と人が集まりそうだが、営業自粛していなければ相当な人が集まりそうである.

 

 

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 このニュースにも書かれている通り、PCR検査は一回行っただけでは正しい判定が出るとは限らない.精度を上げるには繰り返し行うことが必要になってくる.しかし、限られた資源を有効に使うためにはそういった繰り返しの検査は、最初の目的であるスクリーニングとしては不適切である.

 しかし、テレビのあるコメンテーターは、疑わしい人は全例検査せよと言うが、効率的に感染者を仕分けるためには、症状、CT検査、そしてPCR検査を行うというのが一番精度が高い方法となる.

 それで不明な人は自宅待機になるのは効果的に医療資源を有効に使えることになる.彼らの言うのは精度99%くらいの結果が出る前提で物を言う人間で、普通一般の人を間違った方向へ誘導してしまう危険性がある.

 何故か、専門家の意見を信用せず、明らかに素人の人間が声高に話すことを簡単に信じてしまう.地球が平面だということと同じである.

 

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 その世論に負けてドライブスルー検査などの疑いの人を大量に検査しようとしているらしいが、本当の患者を見つけるために大量の感染していない人を陽性と判定してしまう可能性も大きいのである.

 その本当に感染していない人が医療機関に行くとどうなるだろうか?その疑陽性者のために医療関係者は、完全な防護をして対応し、入院させるために個室管理になるだろう.入院中も同様である.たくさんの医療資源を消費し続けることになる.

 医療関係者がその疑陽性の人につききりになり時間を取られ、病室も埋まるために本来治療すべき人がわきに追いやられ治療機会を逃すことになりかねないし、なっているといえる.

 

 今一番必要なことは、やはり感染していない人たちの行動である.熱が出たからと言って直ぐには医療機関に掛らず様子を見る.その様子見の期間中は、自宅に待機し人と接する機会を減らす.この間に心配だからと言って症状が軽いのに多くの医療機関を回ることで却って本当の感染の機会を増やしていることに気付いて欲しい.冷静な行動が結果的にあなたの命を救うことになることを理解して欲しい思う.