第4節 湘南vs札幌 0-0

 曇り、気温は17度.雨が降りそうな空模様だがどうだろうか.新型コロナウイルスの感染も東京は最悪でそこから他のところにじわじわと広まっている.北海道もこの分だと収束は難しそうである.

 

 昨日は、湘南との試合があった.結果は引き分けでお互いに惜しいチャンスがありながら決めきれない試合となった.

 コンサドーレのスタメンは、何時ものメンバーから武蔵選手の代わりに駒井選手、宮澤選手の代わりに田中選手が入った.事前の情報ではドゥグラス選手が先発するとなっていたが、そうはならなかった.さすがに連戦が続き選手たちの疲労も溜まっているだろうから、選手交代は必至で、その交代選手の底上げが必要なのだろう.

 前半は、コンサドーレの良い部分である.パス回しがスムーズに行き、ワンタッチの連続で相手ゴール前まで攻め込むことが出来ていた.悪い部分としては、やはり守備の裏側にボールを入れられた後の一対一の守備の圧力が弱いことである.

 味方同士で練習していたからなのか1対1の守備の時余り接触をしない部分が多い.怪我を恐れてなのか未だ仕上がっていないのか判らないが、相手が強く出て守備をされるとボールロストしてしまうことがある.その際、ファールをアピールして倒れても今季のJリーグ接触プレーは流すというようになっているため、そのままプレーが進んでしまう.この辺り、簡単なファールで倒れこむのは止した方がいいだろう.

 前半は、田中選手のヘッドとかジェイ選手のCKからのヘッドとか声を思わず上げてしまう場面もあったが、ゴールは決まらず終了.

 後半は、選手の疲労も考慮して開始前に4人の交代をする.ここで密かに注目していたドゥグラス選手が登場する.体格が半端ないため相手選手が体を寄せてきても跳ね返すパワーの片鱗を見せたが、シュートセンスは普通の様だ.今後化けるかどうかは未知数.

 後半、前半と違ったのは所々で選手間の意思疎通が無くなるところ.ミシャサッカーは理解するのが難しいと言うが、そろそろ合流してから半年たつので大卒トリオは、本領を発揮して欲しいのだが、時々、ポカをする.

 それでも何時ものコンサドーレのパスのつなぎから相手ゴールに迫り、ジェイ選手がポストを直撃するシュートを放つなど得点を期待できるチャンスは作ったのだが、運は味方してくれなかった.

 そして、今季から正ゴールキーパーとなった菅野選手は相変わらず切れの良い動きで再三のピンチを救う守備を見せ、ク選手の抜けた穴を感じさせないのは良かった点だろう.

 

 後もう一試合、仙台戦を戦えばアウエーの試合は終わりホームに帰還することができる.ホームに戻っても、中三日の試合は続くので安心できないが、それでも自宅に戻れば少しは精神的にリラックスできるのではないだろうか?

 ロペス選手も成田に到着し、隔離期間を過ごした後でチームに合流するようで、その点は武蔵選手が怪我が治ったとしても連戦で出場できないことを考えると良い知らせである.ただし、皆と息を合わせるにはある程度の期間が必要と思われるので、これから試合を勝ち切るためには守備の重要性が益々増すのではないかと思われる.